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適量の赤ワイン:腸内の善玉菌を育て、病気に強い健康な体に! (RTE-News, August 28, 2019)

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 赤ワインには、ポリフェノールの一種の抗ガン性物質「resveratrol (レスベラトロール)」が含まれている。
 飲んべえ (bingers)になっては困るが、1週間に小さなワイングラス (175ml)で7杯程度までなら「適量(moderate)」なレベル。それが 1週間あるいは 2週間にグラス1杯の赤ワインを飲んだだけでも「腸内細菌叢 (gut microbiota)」の善玉菌の栄養源になって、「腸内生態系 (gut ecosystem)」のバランスに役立ち、以下の疾患に対してプラス効果が期待できるという。

・irritable bowel syndrome:過敏性腸症候群
・heart disease:心臓疾患
・obesity:肥満
・mood disorder:気分障害
・mental health:メンタルヘルス

 London大学「The King's College London」の Dr Caroline Le Royらの研究グループは、UK, US, Netherlandsに在住する数千人の双生児の被験者に対して、食生活、アルコール摂取に関する研究調査を実施した。すると、赤ワインを飲んでいる人は、腸内細菌叢の「多様性 (diversity)」に優れていることが明らかになった。(研究の詳細は「Gastroenterology」に発表。)

 Dr Royによると、細菌叢の多様性が高いほど、病気に対する抵抗力が強く、健康な体が保証されるという。
 ただし、この研究はあくまで「observational (観察研究)」。赤ワイン効果の因果関係を医学的に証明することは不可能。

 また、いくら、赤ワインが体に良いからと言っても、飲み過ぎたら

・cancers:ガン
・cardiovascular diseases:心血管疾患(心臓疾患、脳卒中など)
・lever diseases:肝疾患

の発症リスクが高まるので、注意が必要だ。

まとめ:赤ワインは、ほどほどで「薬」に、飲み過ぎたら「毒」になる。

                  (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.bbc.com