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「塩分(salt)」の摂りすぎ:それは心血管疾患を招き、寿命を縮める! (RTE-News, August 22, 2019)

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 人間の体には、ごく少量のナトリウムNa元素が必要だ。人間は、それを塩 (Nacl)から補充して来た。少々、塩分を摂りすぎたところで、その90%は尿と一緒に排出される。 しかし、問題は、毎日の塩分摂取量が余りにも多いことにある。

 WHO (世界保健機関)が推奨する塩分摂取は、1日当たり 5g ( a spoonful of salt)以下。ところが、世界の平均塩分摂取量は、1日10gと、WHOの摂取基準の 2倍だ。
 塩分を撮りすぎると、血圧が上がり、これが心臓発作、心不全脳卒中などの「心血管疾患 (cardiovascular disease)」の発症リスクを高めて、寿命も縮める。

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 塩分摂取量の検査には、安価で簡便な「spot urine measurements (スポット尿検査法)」が適用されることもある。しかし、この検査法では、1日の、ある短い時間帯の塩分摂取量を示すだけであり、その日に飲んだ水の量や、検査を開始した時間によって、値が大きく異なるので、注意が必要だ。

 「Queen Mary University of London」の Feng He教授は、心血管疾患を抑え、早死にを防ぐためには、「a gradual reduction in salt intake (塩分摂取量を徐々に下げる)」ことが、

・achievable:やればできる
・affordable:無理なくできる
・effective:やって効果がある
・important:体に大切な

戦略 (strategy)であると説く。
 
 たとえ、ほんのわずか、塩分を控え目にしても、体にとっては、そのプラス効果が多きいと言う。

                  (写真は添付のRTE Newsから引用)

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