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UK最高峰「ベン・ネビス山」:バナナの皮を棄てる登山者 後絶たず! (BBC-News, July 17, 2019)

 
View from Ben Nevis

 Scotlandの中央部は、山岳地帯の「Scottish Highlands (ハイランド地方)」。そこに、UK最高峰の「Ben Nevis (ベン・ネヴィス山)」(標高1,345m)が、雄大に佇(たたず)む。

 登山者は年々増え続け、今では年間16万人が頂上を目指す人気の山となった。

 しかし、この山を管理する「The John Muir Trust」が頭を悩ましているのは、不心得者の登山者が、登山道の周りに投げ捨てるゴミ、ゴミ、ゴミ。

 山道の清掃ボランティア団体「The Real3Peaks Challenge」が、2009年、「Ben Nevis」で拾い集めたゴミは、230kg。なお、昨年のゴミの回収量は135kgと、減少に転じたものの、そのゴミの中身は、ほとんどがバナナなどの果物の皮に紙くずだった。さらに、今年7月の第2週目に実施した、2日間に及ぶクリーンアップ作戦では、バナナの皮だけで8kgに上った。

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 どうも、山登りが好きな人は、勘違いしているようだ。バナナの皮を山に捨てても、直ぐに、土に戻ると、安易に考えているのだろう。あるいは、遠くの景色だけに目が行って、足下の地面に注意を払わないか、自然・環境、他人のことなど、どうでも良い人、それにまったく良心が咎めることもなくポイ捨てで、その場を離れる人が多いのだ。

 山岳。そこは様々な動植物が互いに寄り添って、厳しい自然環境の中で生き抜いている「fragile ecosystem (ガラスのように壊れやすい生態系)」。バナナの皮で、見苦しく (unsightly)汚れされると、それが自然分解して回復するまでに、2年は掛かるという。

 「Ben Nevis」は、その高さ、その崇高さ故に、登山者を引きつけ、登山者が寄って集(たか)って神聖な山を辱(はずかし)め、傷つける。余りにも多い登山者に山道が削り取られ、バナナの皮が投げ捨てられ、辺りにはプラスチックゴミや紙くずが散らばる。

 いやはや、山を崇(あが)めることを忘れた山男・山女の罰当たりな「所行(behaviour)」には呆れる。
 「Ben Nevis land manager」の Ms Alison Austinは、登山の心得の基本を次のように述べる。

"Hillwalkers should leave nothing behind but their boot prints."
[ 登山者は、足跡以外に、山に何も残して来てはならない。]
 
                 (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com