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Walesの孤島の監視人募集:年俸350万円、住居付き! (BBC-News, May 28, 2019)

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 Walesの北西部「Gwynedd (グウィネズ)」。地図上のシルエットは、まるで魔女の顔。その鼻に当たる「 Llŷn Peninsula (リーン半島)」から1.9miles (約3.1km)の沖合に、小島が浮かぶ。幅1.0km、長さ1.6km、総面積179ヘクタールの「Bardsey Island (バージィ島)」、Welsh (ウェールズ語)で「Yyns Enlli」だ。
 都会の喧騒から遠く離れたこの地には、羊の群れが集い、沢山の海鳥が羽を休める。
島全体が「natural nature reserves (国立自然保護区)」に指定され、島と本土の間はフェリーで結ばれ、年間約2,000人の観光客が足を運ぶ。

 この島を管理する「Bardsey Island Trust」が探しているのは、その観光客のガイドと羊の世話を担当する島の「wardens (監視人)」。契約期間は3年で、給金は年俸£25,000(約350万円)。もちろん住居・電気代等は無料。

 日頃、スマホ・携帯電話に悩まされ、自分を静かな環境で見つめ直してみたいと思う人にとっては、最適な場所に違いない。
 冬になると、風が強く、海が荒れて、フェリーが運航できない日が続く。このため、観光客の声はパタリとやみ、島の住民はわずか4人になる。

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 実は、監視人はすでに決まっていた。Mr Ned Scharerの一家4人が、50人の応募者の中から選出されて、この 5月24日 (金)に着任したばかりであった。ところが、着任早々、息子の Sam (10歳)が岩の上で足を滑らし、転んで合併症を伴う大怪我をしてしまった。
 Mrs Scharerは、直ぐに「Holyhead coastguard (ホリーヘッド沿岸警備隊)」に電話連絡した。その数分後、Samはヘリコプターで本土の病院に運ばれて、怪我の手当を受ける。
 この事故で、「The Scharers (シェアラー家)」は、「Bardsey Island」を離れざるを得なくなった。

 猛者(もさ)を自称する諸君。肝試し、力試し、運試しに忍耐試し。武者修行のつもりで島の「wardens (監視人)」に応募してみてはいかが。

               (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com