「devil (悪魔)」の語源は、ギリシア語「diavolos」。当初は「accuser or slander (他人を告発したり、誹謗する人)」を指し、悪魔の意味はなかった。
悪魔 (devils)がいたら、さぞかし怒るだろう。『俺たちは、悪い人間ほど悪くない』と。
人種・宗教が違うからと言って人をおとしめ、殺したり、ウソは平気で言い、スポーツ・ホビーと称して動物を殺し、腹が立ったからと言って人の命を奪う。
ところが、「悪い (人の道を外れた)」ことをする人間は、身勝手にも「devil (悪魔)」のせいにする。すなわち「魔が差した」、あるいは英語で「devilry (悪魔に取り憑かれた)」などと―。
Californiaの都市 Visalia (ヴァイセリア)の「進学校 (University for Preparatory High School)」で、その「devil (悪魔)」が1人の女性教師の人生を「devil (めちゃくちゃにする)」事件が起きた。
「Science (科学)」の授業を担当していたMs Margaret Gieszinger (52歳)が、1人の男子生徒を呼び寄せて、クラスの前席に座らせたかと思うと、いきなり、その髪の毛をハサミでばっさりと切ったのだ。しかも、USの国歌「The Star Spangled Banner (星条旗)」の歌詞を間違って歌いながら。
そして、ハサミを頭上に高く上げ、「Next! (次!)」と叫んで、今度は女子生徒の髪を切ろうとしたという。
このようすは、なぜか動画に撮られて、「social media (ネット)」に流された。Ms Gieszingerは、まもなく警察に逮捕され、「child cruelty (児童虐待罪)」、「battery (暴行罪)」など6項目の罪で起訴された。裁判所で、全て有罪と確定すれば、懲役 3年6ヶ月の刑が科せられる。しかし、本人はいずれの罪も「否認している (pleaded not guilty)」とか。
なお、Ms Gieszingerは、「保釈金 (bail)」$100,000 (約 1,130万円)を払って、12月7日 (金)に釈放された。
(写真は添付のBBC Newsから引用)