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若い女性に多い「鉄欠乏性貧血」:これを避ける鉄分補給のコツ! (BBC-Health, September 12, 2018)

https://ichef.bbci.co.uk/news/872/cpsprodpb/82D9/production/_103379433_iron.jpg

 こんなことはありませんか。

・疲れやすい
・息切れがする
・心臓がドキドキする
・顔色がわるい

 これは、ごく一般的な「nutritional disorder (栄養障害)」の1種とされる「iron-deficiency anaemia (鉄欠乏性貧血)」の症状(syndromes)だ。

 「The Scientific Advisory Committee on Nutritionv (英国栄養諮問委員会 SACN)」が2011年に実施した調査の結果によると、UKの若い女性 (19 - 34歳)の 21%が「血漿フェリチン値  (plasma ferritin level)が基準値以下であった。
 鉄分は体内でつくることができないため、これが不足がちな人は、何をどのように食べると良いのか気になるところ。
 
 London大学「King's College London」の Paul Sharp教授は、鉄分摂取のコツとして次の 3点を挙げる。

1.Cereals & Sourdough bread:シリアルとサワドウ・ブレッド
 まず朝食には「fortified cereals (鉄分を強化したシリアル)」が最適。なお、朝食にはシリアルと一緒に、一切れのオレンジあるいは小さなグラス 1杯のオレンジジュースを添えたい。ビタミンCには鉄分の吸収を促進する働きがあるためだ。
 一方、朝の珈琲はビタミンCとまったく逆の効果を示す。珈琲に含まれる「polyphenols (ポリフェノール)」が鉄分と結合して、その吸収を妨げてしまう。シリアルを食べ終わり、その後30分間は、珈琲を控えた方が無難だ。

 また、サワドウ・ブレッドもお薦め。この種のパンは、発酵過程で「physic acid (フィチン酸)」が分解して、鉄分が体内に吸収されやすくなっている。

https://ichef.bbci.co.uk/news/768/cpsprodpb/C9F1/production/_103379615_cabbage.jpg

2.Dark-green leafy veggies & Pulses:緑色葉もの野菜と豆類
 キャベツは鉄分とビタミンCが豊富な野菜。しかし、せっかくのビタミンCもキャベツを蒸したり、煮てしまうと、失われるため、鉄分の吸収が悪くなる。したがって、生で食べるのが一番だ。同様な注意は、ケール、ブロッコリ、カリフラワー、クレソンなどを食べるときにも言えること。
 ただし、ほうれん草だけは煮る方が良い。煮ることによって、鉄分と結合していた「oxalates (シュウ酸塩)」がお湯の中に溶け出し、ほうれん草の鉄分が体内に吸収されやすくなるためだ。

3.Red meat:赤身肉
 赤身肉は、一般に敬遠されがちだが、鉄分が豊富に含まれる。

結論: 鉄分補給は食事 (diet)を少しだけ工夫して、無理なく(naturally)摂取するのが一番。

         (写真は添付のBBC Newsから引用)

 

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