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お付合いで一杯、自分へのご褒美に一杯:これでは、やめられない! (BBC-Health, September 10, 2018)

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 年齢も45歳を過ぎると、会社・役所の中堅どころとなり、自ずと、お酒を飲む機会も増える。この世代の人は、大抵、酔っぱらうほどお酒を飲まないけれど、お酒は「お付合い (social activity)」と見なしたり、1日のきつい仕事を成し遂げた自分への「ご褒美(reward)」あるいは「埋め合わせ (compensation)」と考える人が多く、お酒を飲むことがすっかり習慣になり、生活の1部にさえなっていると言う。

 「Public Health England (イングランド公衆衛生局 PHE)」とアルコール教育団体「Drinkaware」は、国際的な市場調査・分析会社「YouGov」に依頼して、アルコール摂取の実態調査を実施した。調査対象者はEnglandに在住する18 - 85歳の約9,000人。調査期間は今年の 5 - 6月だった。

 その結果、回答者の 5人に 1人 (20%)は、政府が定めたアルコール摂取のガイドラインを越えていた。また、回答者の2/3にとって、ビールやワインの摂取量を減らすのは、食べる量を減らしたり、運動量を増やすあるいはタバコを止めることよりも難しいと答えた。
 パーティや仲間との懇談で、ビールを中ジョッキ (568ml) 2杯あるいはワインを小さなグラス (178ml)1 杯で留め置くことは、なかなか、たやすいことではなかったのだ。

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 しかし、PHEの広報担当官 Dr Julia Verneによると、お酒は飲めば飲むほど、高血圧、心臓・肝臓疾患、ガンの発症リスクが高くなる。それに、お酒は結構カロリーが高い。中ジョッキ1杯のラガービールには、ピザ1切れ分に相当するカロリーが含まれている。したがって、ダイエットをしながら、お酒を飲んでいては、減量につながらない。

 ならば、いっそ、「drink-free days (お酒を飲まない日)」を設けてはどうだろうと提言する。それは体調を整え、肝臓を休める効果がある。カロリー減にもなるし、夜、ぐっすり眠ることだってできる。

結論:つまり、意思の弱い人は、「休肝日」を設けること。グラス 1杯のワインを楽しむためには、悪魔の誘惑や甘言に惑わされず、負けない強固な意志力を鍛えることだ。

             (写真は添付のBBC Newsから引用)

 

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