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炭水化物に注意:これを避けても、摂り過ぎても寿命が短くなる! (BBC-Health, August 17, 2018)

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 炭水化物 (carbohydrates)は「starch (澱粉)」、「sugar (糖質)」、「dietary fibre( 植物繊維)」に大別され、澱粉を含む食品はポテト、パン、ライス、パスタ、シリアル。糖質はケーキ、ビスケットに、食物繊維は野菜、フルーツに多く含まれている。

 かって、貧しい思いをした日本人の多くが、アメリカ映画や TVを観て、その食卓に並ぶ贅沢な料理に目を見張った。分厚いビーフ・ステーキにチーズを食べ、大人はワインやビールなどのお酒、子どもは大きなカップで牛乳を飲んでいた。つまり、タンパク質 (protein)を主体とした「Western-type diets (西洋型食生活)」だった。
 これが、北米やヨーロッパでは、健康を保ち、太り過ぎないようにするための理想的な食生活とされたのだ。

 しかし、「Bringham and Women's Hospital」の Dr Sara Seidelmannらの研究グループが医学雑誌「The Lancet Public Health」に発表した論文によると、肉類中心の食事では、どうしても野菜やフルーツ、穀類の摂取が不足がちになり、「low-carb diets (低炭水化物ダイエット)」に陥って、結局、その余命 (life expectancy)を縮めていた。
 ただし、逆に、タンパク質、脂質を嫌って、炭水化物に頼り過ぎた食事にこだわる人も、寿命を短くしていた。

 したがって、最も理想的な食生活とは、「moderate carb consumption (適度の炭水化物摂取)」か、「plant-based protein and fats (植物由来のタンパク質・脂質)」が盛りだくさんの食事。つまり、野菜や豆類、穀類、ナッツ類が、食卓には欠かせないことになる。

 なお、Dr Seidelmannらの研究は、US在住の 15,400人の協力を得て、アンケート形式の自己申告制「食生活実態調査データ」を分析したものであり、データの信頼性に関しては、疑問が残るとされる。


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