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日焼け止めクリーム:英国流の選び方、使い方 (BBC-Health, July 25, 2018)

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  キツネ色にこんがり日焼けした肌は、若々しく健康的だ。しかし、だからと言って、夏の強い日差しに当たりすぎると、肌のトラブルを招きかねない。何ごとも、「ほどほど (moderately)」が肝心。

 ところで、この夏の猛暑は異常だ。Londonでも33℃を記録した。強い日差しが照りつけるなかでは、「肌の白い (fair skin)」人、「ほくろやソバカス (moles or freckles)が多い」人、「赤毛や金髪(red or fair hair)の」人、「瞳の色が淡い (light-coloured eyes)」人は、とくに肌を傷めやすい。

 そこで、この時期、多くの人が「日焼け止めクリーム (suncream)」を求めて薬局等に駆け込む。しかし、店頭では、「日焼け防止指数 SPF (sun protection factor)」15 - 50と各種のクリームが販売されている。
 
1.さて、どの日焼け止めクリームを買うべきか
 London大学「King's College London」のAnthony Young教授のお勧めはずばり、「SPF 50」のクリーム。その理由は、クリームの使用条件によって、必ずしも商品に記載された効果が発揮されるとは限らないため、効果40%の確保を目標とすれば、この商品となる。

2.では、どの位、塗るのか
・体全体(成人)に塗るとすれば、小さじ 6杯分 (36g)。
・腕 (each arm)、あるいは首から上の耳・顔には、それぞれ小さじ半分 (3g)。
・足 (each leg)、お腹から胸、あるいは背中には、それぞれ小さじ 1杯分 (6g)。

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 顔だけに塗るときは、首の横、目の周り、こめかみ (temples)などに塗り忘れが多い。特別念入りに、たっぷりと塗ること。ただし、1回塗れば、それで良いわけではない。

3.その塗り方
 「The British Association of Dermatologists (英国皮膚科学会)」のアドバイスは、
・外出に先立つ15 - 30分前にクリームを塗り、あらかじめ乾燥させて置くこと。
・屋外に出ても、クリームの塗り残しがないか、再チェックし、不十分な箇所には塗り直すこと。
・2時間おきにクリームを塗り直し、泳いだり、タオルで肌を拭いたりした後は、すぐにクリームを塗ること。「water resistant (耐水性)」を過信してはいけない。

4.それでも、日焼けしてしまったら、どうすれば良いか
 「NNS Choices」によると、
・できるだけ速やかに日差しを避けて、屋内か日陰に入ること。
・日焼けした肌を冷たいバス・シャワーあるいは水に濡らしたスポンジかバスタオルで冷やすこと。
・痛みを和らげ、患部を乾燥から守るために、アロエ成分の入ったオーションがお薦め。
・日焼けした患部は、十分に癒えるまで衣類で覆うこと。
・水疱(blistering)ができたり、悪寒(chills)、発熱 (fever)、目まい (dizziness)などの症状が現われるようなときには、専門医のアドバイスを受けること。

 しかし、なんと言っても、「日焼け」に対する最大の防御策は、
・日焼け防止クリームに頼り過ぎることなく、袖の長い衣類を着用し、日陰に居ることだ。とくに11:00 - 15:00の時間帯は、日差しに直接当たることを避けた方が良い。
・どうしても、外出しなければならないときは、日焼け止めクリームをベタベタする位に塗って、帽子を被ること。そして、旅行の際は、水を持ち歩くことだ。

                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

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