ケロッグKellogg'sのシリアスがサルモネラ菌に感染：食中毒に注意！ (BBC-Business, June 15, 2018)
北米カナダ・USでは、朝の食事と言えば、「cereals (シリアル)」に牛乳を混ぜて主食とする家庭が少なくない。まさか、そのシリアルがサルモネラ菌に汚染されているとは、誰も考えないはずだ。
ところが、USの食品加工メーカーKellogg (ケロッグ)社のシリアル「Honey Snacks」はサルモネラ菌 (salmonella)に汚染されていた。
「salmonella」とは、かねがね変な名前だと思っていたが、その名は、この菌を発見したUSの細菌学者Daniel E Salmon [1850-1914] に因んで名付けられた食中毒の原因菌。
サルモネラ菌はネズミ、ニワトリ、ペットなどから感染が広がるとされる。US当局は、最近になって全米各地で発生したサルモネラ食中毒が、「Kellogg's」のシリアルに関連する可能性が高いことを突き止め、Kellogg社に警告を発した。
これを受けてKellogg社は、直ちに、全米50州の約60%を越える州の店舗から、110万箱 (packets)に及ぶ「Honey Snacks」シリアルを自主回収し、サルモネラ菌汚染源の調査に乗り出した。
なお、リコールの対象製品は、賞味期限 (best before dates)が「14 June 2018」から「14 June 2019」と明記された「Honey Snacks」に限る。
また、問題のシリアルは、US国内に留まらず、Costa Rica, Guatemala, Mexico, The Caribbean, Guam, Saipanでも販売されたという。海外旅行を計画している人には注意が必要だ。
「The Centers for Disease Control (アメリカ疫病予防管理センタ CDC)」当局者によると、
"The consumption of the products contaminated with salmonella can produce serious and potentially fatal infections in people with weakened immune systems and can last up to seven days."
[ サルモネラ菌に汚染された食品を口にすると、免疫システムの脆弱な人は、深刻かつ命を落としかねない感染症を引き起こし、その食中毒の症状は7日間続く。]
そこで、少々辛辣な一言。
"It's so confusing cereals are serious in USA."
[ cereals が serious とは、これ如何に。]
（写真は添付のBBC Newsから引用）
