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クランベリー・ジュースより水がお勧め:軽い尿路感染症対策! (BBC-Health, May 8, 2018)

https://ichef-1.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/17D10/production/_101225579_c0349222-glass_of_cranberry_juice-spl.jpg

 Berry (ベリー)も色々。Blueberry (ブルーベリー), Raspberry (ラズベリー), Blackberry(ブラックベリー), Gooseberry (西洋スグリ), それにCranberry (ツルコケモモ)。どれもビタミンC、ミネラルが豊富だ。

 Cranberryの語源はドイツ語「Kranbeere」。その意味は「crane-berry (鶴ベリー)」。その花は、まるで小さなカタクリ。その花の雄しべが、鶴のくちばしに似ることから、この名がついたとも言われる。ツルコケモモの「ツル」は、決して「蔓(つる)」状と言う意味ではないのだ。

 Cranberry (クランベリー) のジュースは、「Urine Tract Infection (尿路感染症 UTI)」に効果があるとする研究結果もある。

 尿路感染症 UTIは、体の抵抗力が弱っているとき、尿経路に細菌(主に大腸菌)が感染して起きる病気だ。
 次のような症状 (symptoms) が現われたら、UTIの疑いがある。

・pain, burning or stinging when you urine.
・needing to urinate more often or urgently than normal.
・dark, cloudy or smelly urine.
・pain in the lower abdomen.
・feeling generally unwell, achy, sick, and tired.

・排尿の際にヒリヒリ、チクチクと痛みを伴う。
・いつもに比べて、オシッコ (排尿) が我慢できなくなったり、回数が増える。
・尿が暗褐色、あるいは濁り、臭気があることも。
・下腹部が痛む。
・ なんとなく体がだるく、疼くような痛みがあり、気分が優れず、疲れる。

 「The National Institute for Health and Care Excellence (英国国立医療技術評価機構NICE)」のMark Baker教授によると、UTIの症状が軽いときは、Cranberryジュースを飲むよりも、「水あるいは水分 (water or fluids)」をたくさん摂って、痛み止め (painkillers)を飲んだ方がいい。
 ただし、48時間経過しても、症状が改善しないときや、急速に症状が悪化したときは、この限りではない。すぐに専門医の診断を受けること。

 一方、医者に対しては、安易に抗生物質 (antibiotics)を長期間にわたって処方しないようにと注意を促す。その理由は,抗生物質を必要としないケースが多いこと、また,

長期あるいは繰り返し抗生物質を使用すると、抗菌薬耐性 (anti microbial resistance)) の危険があるためだ。
                    (写真は添付のBBC Newsから引用)

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