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コンパス(方位磁針)が狂って:あわや、冬山で遭難! (BBC-Science & Environment, February 14, 2018)

https://ichef-1.bbci.co.uk/news/768/cpsprodpb/72AA/production/_100045392_9a485d7a-ed23-4fd0-bf18-95a1a9a575ba.jpg

 目の前が真っ白または真っ暗闇の山歩きでは、何よりも、今、どこを、どの方向に向かって歩いているのか、確かめることが大切だ。このためには、地図とコンパス (方位磁針) が欠かせない。このとき、頼りのコンパスが狂ったら、命取りになりかねない。
 そんな危険なことは、万が一にもあるまいと、高を括っていると、とんでもない災難に陥ってしまう。

 コンパスが狂い出す原因は以外にも登山グッズにあった。登山用ジャケットのボタンや靴・手袋の締め具、あるいは携帯電話のカバーに、強力な磁石が埋め込まれているためだ。
 最近のことだ。スコットランドの「Glen Sheec(グレンシー)」で遭難寸前の山岳事故が発生した。ある登山グループが、低く垂れ込めたぶ厚い雲の中に入って方向を見失い、コンパスを頼りに歩き続けた。ところが、気がつくと登山ルートから大きく外れてしまっていた。西に向かうべきところを、全く正反対の東に歩いていたのだ。

"Fortunately no-one was hurt - just pride dented - but it could have turned out so much worse had mountain conditions been more severe."
"The reason for the error was the compass."
"It had been store in a pocket next to a mobile phone in a case which had a magnetic closure on it, and the magnet had reversed the polarity of the compass meddle, so that the north arrow pointed south."

[ 幸い、ケガ人は出なかった。登山者のプライドが傷ついただけで済んだ。けれど、山の天候がもっと悪かったら、最悪の事態を招いた可能性がある。]
[ 道を間違えた原因はコンパスにあった。]
[ コンパスを、携帯電話と一緒にポケットに入れて持ち歩いていたのだ。携帯電話のカバーにはマグネットが装填されている。このマグネットがコンパスの磁極を正反対に変えてしまい、北を指すべき針が南を指していた。]

 コンパスは、携帯電話から離して別々に持ち歩くこと。この基本を忘れると「命取り(life-threatening consequences)」になる。

                 (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com