これはトランプ・ゲーム「old maid (ばば抜き)」に利用できそうだ。
同じような2つのものが目の前に置かれているとき、人 (右利き) は右側を選ぶ確率が高い。「人間の心の中に存在する右側バイアス (mind's rightward bias)」が働くためだ。
Queen's Margaret大学で心理学を専門とする Dr Stephen Darling、Edinburgh大学で人間認知神経科学 (human cognitive neuroscience) を専門とする Sergio Della Sala 教授らの研究チームは、年齢 21-31 歳の若もの 32人 (女性21、男性11) に協力を依頼し、「選択」に左右の別の違いが人の好み・指向性として現われるのか、調査した。
なお、被験者 (participants) 31名の視力は正常。
実験では、ネットで飛行機の座席を指定するように、コンピュータ・スクリーン上に映し出された機内座席表 (seating diagram) から座りたい席を選択する方法がとられ、被験者各人に仮想の航空便32機種の座席を指定してもらった。
すると、心の中の右側びいきのバイアスが働いて、機内の右側の座席を好む傾向が確認されたという。
どうやら、人は日常一般の家事 (domestic tasks) でも、右側を好む傾向にあり、右と左に並んだものについては、右を選択してしまいがちであることが、これで裏付けられた。
なお、研究結果の詳細は、医学雑誌「Laterality: Asymmetry of Body, Brain and Cognition」に発表された。
(写真は添付のBBC Newsから引用)