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つらい糖尿病:病気に対する周りの理解不足もつらい! (BBC-Health, November 14, 2017)

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 「diabetes (糖尿病)」の1型は、子どもの頃に発症することが多く、insulin (インシュリン) が離せない。また2型は 「diet or lifestyle (食習慣や生活スタイル)」、「obesity (肥満)」が関与しているとされ、喉が渇く、夜、何度もトイレに通う、疲れやすいなどの症状が特徴。毎日がこれらの症状との闘いだというのに、さらに糖尿病患者を苦しめるものがあった。それは、心ない人の発言が引き起こす「emotional problems (情緒障害)」。

 イギリスの charity「Diabetes UK」は、国内の糖尿病患者 8,500人に協力を依頼し、「糖尿病が日常の生活にどのような影響を及ぼしているのか」につて調査した。
 すると、4人に 3人は、自らの健康状態で気が滅入っていると回答した。さらに、有職者の 16%が職場で差別 (discriminated) を感じていて、上司に糖尿病であることを隠している人は、7%だった。

 仕事中に「medical appointments (診察予約)」を入れると、小言を言われたり、その都度、自分の病気のことを上司に説明しなければならない煩わしさ。職場の、この病気に対する「「lack of understanding (理解不足)」のため、「frustrated, anxious, and stressed(イライラ、不安、ストレス)」に追い込まれてしまう。
 職場ではもっと糖尿病について話し合い、この病気で苦しむ人に対して「more flexibility (もっと融通性)」が必要と、患者の 1人は訴える。

 Diabetes UK の「chief executive (最高責任者 )Ms Chris Askew」によると、効果的な糖尿病の治療には、「physical care (身体の治療)」と平行して、周りの人の「emotional support(心の支え)」が欠かせないという。

 なお、イギリス(人口 6,564万人)では糖尿病患者数450万人。この病気の世界の平均有病率は 9%。大ざっぱに言えば、10人に 1人が糖尿病に罹る。日本の患者数は、糖尿病の疑いがある人を含めると1,000万人を越えると推定されている。

                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

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