人間の「genetic code (遺伝子コード)」を解析すると、その人の寿命が見えて来るという。
Edinburgh大学の Dr Peter Joshi らの研究チームが、60万人以上の遺伝子コードを使い、「natural experiment (自然実験)」で確認した。人によっては、生まれつき太るタイプの遺伝子をもっていることもある。この解析方法によると、生活習慣に関係なく、寿命に及ぼすその遺伝子の影響だけを評価することができる。
研究では、免疫システム、悪玉コレステロール、喫煙などに関連する遺伝子変異(mutations)、あるいは「認知症 (dementia)」との結びつきの深い遺伝子変異 ApeEがDNA内で発見されると、人の寿命はどれ位、延長または短縮されるのかについて分析された。
なかでも、「devastating effec t(壊滅的な結果)」をもたらす「disease mutations (疾患変異体) は、「Huntington's gene (ハンチントン病遺伝子)」だ。これまでの研究によると、概ね 1940年以前に生まれた人に限られるが、この遺伝子変異が存在すると、寿命は 20代止まりとなる。
なお、Dr Joshi によると、人の寿命の約 20%は、遺伝子変異すなわち遺伝的 (inherited)なもので左右され、残りの 80%は、毎日の生活の送り方に掛かっている。
・A person loses two months for every kilogram overweight they are -
・And Seven years for smoking a packet of cigarette a day
・Every year spent in education adds an average of 11 months for people's lifespan.
・体重が正常値よりも 1kg増えるごとに、寿命は 2ヶ月縮まる。
・毎日タバコを 1箱吸い続けると、寿命は 7年縮まる。
・学びの期間 (education) を 1年延長すると、寿命は平均 11ヶ月延びる。
(写真は添付のBBC Newsから引用。)