ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

今年こそは!:その目標、なぜ毎年達成できないの? (BBC-Capital, December 26, 2016)

http://ichef.bbci.co.uk/wwfeatures/wm/live/976_549/images/live/p0/4m/0s/p04m0s6s.jpg

 2017年 1月 1日も間近に迫った。決意 (intentions) を新たにできる絶好のチャンス。
「体重を 5kg減らす」、「貯金高を300万円に」、「タバコを止める」、「読書時間を増やす」、「早寝早起き」などなど、「新年に当たっての目標 (New Year's resolution)」は、人さまざまだ。

 しかし、Scranton 大学の調査によると、新年の目標を達成できる人は、わずか 8%。
 なぜ、せっかく、やる気になった人が途中で挫折し、投げ出してしまうのか。BBCリポーターMs Alina Dizik が添付の記事にまとめた。

http://ichef.bbci.co.uk/wwfeatures/wm/live/976_549/images/live/p0/4m/c9/p04mc9yb.jpg

 カナダ Carleton 大学の心理学者 Timthy Pychyl 准教授によると、そもそも、新年の決意・目標と言っても、その日、慣例的に「心を新たに」とする決意には、始めから「うまくいかない (failure)」、「とりあえず後で (procrastination)」の要素が入り込んでいるという。
 どうやら、それらを具体的に分析することが、問題を解く鍵になりそうだ。

1. 見栄を張る必要はない
 目標の設定に当たっては、見栄張り (oversized) は禁物。とくに、仲間と目標を競い合っているときには注意が必要だ。
"Part of the problem is that we often choose the most unrealistic goals as resolutions under the false assumption the we can just 'be a completely different person' in the New Year."
[ 問題の一端には、自分は他人と全く違うと間違って思い込み、往々にして新年に現実離れした目標を立ててしまう人が多いことにある。]

2. 簡単にできる目標を
 目標は、少し軽すぎると思う位に設定すること。
"In reality, changes happen in small steps over time."
[ 実際、変化とは、小さなステップが続いて、時間が経ってから目に見えてくるもの。]
 やってみて、余裕があったら、「付け足し (addendum)」を加えれば良いのだ。一度に大きな目標を立てて失敗するよりも、小さな目標をやり遂げて、その成功したときの充実感を味わいながら、やる気満々 (gung-ho) 気分で次のステップに進む方が、なんと楽しいことか。

3.すぐに実行
 もちろん、目標を決めたら、グズグズと先延ばし (procrastination) せずに、すぐに実行に移すこと。決心がついたら、なにも1月1日を待たなくても良いのだ。

4.他人には秘密に
 目標を達成するまで、その決心を誰にも言わないこと。やってもいないのに、人に触れ回ることで自己満足し、そのうち「やる気」が色あせてしまう。

 どうぞ、来年の「心機一転」のご準備を。

                 (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com