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ヒロシのWorld NEWS

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ウイルスの性差別:男性に厳しく、女性に甘い (BBC-Health, December 14, 2016)

http://ichef.bbci.co.uk/news/950/cpsprodpb/142B7/production/_92951628_thinkstockphotos-621982570.jpg

  ウイルスの世界でも、実は「えこひいき (partiality)」が存在するかもしれない。そんな研究論文が「Nature Communications」に発表された。
 London 大学 Royal Holloway の Dr Francisco Ubeda らの研究チームが数学モデルを駆使して、ウイルスの挙動を解析した結果、ウイルスは女性に感染しても、男性に比べて「手加減( going easy) を加え、その症状が深刻にならないように微妙に調整していることが分かった。

"There may be an advantage to infections being less aggressive in women as reducing the risk of killing the mother increases the chance of infecting the child."
[ どうやら、ウイルスが女性に手ごころを加えるのは、その方が感染を広げるために有利であるからか。母親の死亡リスクを小さくして、その子どもに感染するチャンスを高めているのだ。]


" Viruses may be evolving to be less dangerous to women, looking to preserve the female population, the virus wants to be passed from mother to child, either through breastfeeding, or just through giving birth."
[ ウイルスは、相手が女性であると分かると、自らの危険性を弱めるように細胞進化し、女性の人口が減らないようにと気を配っていて、授乳や出産時であれ、そのウイルスを母親から子どもに広げよう狙っているのだ。]

"The researchers argue that eventually it may be possible to use drug to trick viruses into thinking they were infecting women in order to make them less aggressive."
[ 研究者らが語るところによると、いずれ、薬物療法の際にウイルスをだまして、攻撃相手を女性と思い込ませ、症状を軽くすることができるかも知れない。]

"This is firmly in the realm of 'science fiction' at the moment."
[ しかし、今の段階では、これは、まぎれもなくSFの世界。]

 今後の研究は、このモデル解析の結果を「real biological systems (実際の生物学的システム)」で検証することとされている。

 さて、ウイルスが人間にだまされていることを知ったなら、どんなに怒って暴れるのだろうか。そもそも、「男が女だ」、などと見え透いた嘘が通るだろうか。


                       (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com