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コーヒー・タイム:大通りのテラス・テーブルは、いかが? (BBC-News, October 31, 2016)

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 パリのカフェは、テラス・テーブルがお洒落。カフェで一杯のコーヒーを味わう人々のざわめきの様子が、街の風景に溶け込んで、フランスの自由を引き立てる。

 さて、スコットランドの南部にあって、イングランドと隣り合う州「Scottish Borders」。
 この州でも、店舗の外に (outside their premises) テーブルを並べたカフェがあることにはあった。ところが、店によってカフェテラスの質 (quality) はバラバラ (mishmash)で、「コーヒー文化 (coffee culture)」の先進国フランスに、かなり見劣りする。

 そこで,ヨーロッパの雰囲気 (continental atmosphere) を Scottish Borders で盛り上げるためには、カフェテラスの質の向上を図ることが必要と、地方自治体 (local authority) が動いた。州議会 (council) に対し、カフェが大通り (high streets) の路上に設置するテラステーブルを正式に認可するよう求めたのだ。もちろん、一貫性 (consistency) のある基準を設けた上でのこと。
 これを受けて、議会は、歩行者 (pedestrians) や体の不自由な人 (disabilities) の要望にも配慮しつつ、3 年間の試行認可システムを審議する予定だ。

 スコットランドの経済は、今、順風満帆とはとても言えない状態にある。その政策の優先課題の 1 つが「持続可能な経済成長 (sustainable economic growth)」。カフェで大通りに人を集め、少しでも景気がよくなれば、と期待されている。

 ただし、通りにテラス席の認可を得るためには、次の条件を満足する必要がある。

・食事を事業の主目的とすること
・海外との取引もカバーする保険に入っていること
・テーブル・イスは良質であること
・屋外のテーブル席は、しっかりしたバリアで囲むこと
・店舗は常にきれいに片付けること
・屋外のテーブル客には、21:00 以降、帰ってもらうこと
・他者からの正常な訴えが解決できない場合は、認可が取り消されること 

 コットランドは、もう、すでに寒いだろう。認可が下りても、カフェテラスが賑わいを見せるのは来春のことになるに違いない。
 
             (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com