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ヒロシのWorld NEWS

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売れ残りは覚悟の上:チェーン店の棚に焼きたてパンがどっさり (BBC-Business, September 30, 2016)

文化・文学

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 野菜、果物、魚、お菓子に弁当。スーパーに並ぶほとんどの食料品には賞味期限(expiry date) がある。パンも例外ではない。ときに半額シールの張られたパンが卸売りケースで積み上げられているのを見かける。手に取ると賞味期限は「本日」。とても、数時間で売り切れるものではないだろうにと、余計な心配をしてしまう。

 この事情はイギリスでもほぼ同じだ。しかし、日本と大きく違う点が一点だけある。
 イギリスでは、パン製品 (bakery foods) を「クリスマスのお飾り (Christmas decorations )」のように、スーパーの「loss-leader (目玉商品)」として扱っている。とくに、大手チェーン店では、パンを食料品の「品質と新鮮さの象徴 (a mark of quality and freshness)」として利用し、焼きたてのパンを棚一杯に並べて、客集め(enticing customers)しているのだ。これは、まさに、「マーケティング戦略(marketing ploy)」。

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  この状況を踏まえて、フード・ジャーナリスト (Food Journalist) の Ms Joanna Blythmanは、チェーン店とお客の心理を次のように分析する。

"Ooh, cheap bread, that's must mean it's a cheap chain."
[ あら、パンが安いこと。きっと、このチェーン店では、どの商品も安いのだわ。]

 お客にこのように勘違いさせるのがチェーン店の思わく。一方、Ms Blythman の見るところによると、

"And it clearly isn't."
[ ところが、それは全くの見当違い。]

 スーパー大手の M&S や Sainsbury's などのチェーン店では売れ残りを覚悟でパンを販売するため、常に「過剰在庫 (overstocking)」状態になっているのだ。
  さらに、バゲット (baguettes) のようなパン。これは焼き上がりが勝負どころで、すぐに商品価値が下がる (quickly perishable)。廃棄に回されるものが、どうしても出てしまう。

 パン製品卸会社マネジャー (warehouse manager) の Mr Phil Cash によると、一人で人口約 77万人の都市リーズ (Leeds) の各スーパーを回り、1日2トンの売れ残りパンを回収しているが、痛みがひどいパンの廃棄処分コストは年間 £3,500 (約46万円)にのぼるという。
 なお、M&S のあるチェーン店では、週の売り上げ £1,000,000 の 3%は「廃棄の許容範囲 (wastage allowance)」と見ているとか。
                 (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com