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ヒロシのWorld NEWS

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「痛み止め」薬の副作用:心不全のリスク高まる! (BBC-Health, September 29, 2016)

  

http://ichef.bbci.co.uk/news/736/cpsprodpb/87AB/production/_91413743_nsaid.jpg

  頭が痛い、肘・膝(ひざ)が痛いと、ibuprofen (イブプロフェン)、 naproxen (ナブロキセン)、 diclofenac (ジクロフェナク)などの「鎮痛剤 (painkillers)」を服用していませんか。これらは全て「非ステロイド系抗炎症薬 (non-steroidal anti-inflammatory drugs, NSAIDs)」。

 ところが、この種の鎮痛剤を飲んでいるイギリス、オランダ、イタリア、ドイツの住民10,000,000人 (平均年齢70歳)に対して、イタリアのMilano-Bicoccca大学が調査した結果、鎮痛剤 NSADsを飲んでいない人に比べて、心不全 (heart failure) の発症リスクは 19%も高まっていることが明らかとなった。
 この結果を受けて、「The British Heart Foundation (英国心臓基金)」の Peter Weissberg 教授は

"Since heart and joint problems often coexist, particularly in the elderly, this study serves as a reminder to doctors to consider carefully how they prescribe NSADs, and to patients that they should only take the lowest effective dose for the shortest possible time."

[ 高齢者の場合、心臓疾患と関節障害が同時に発症することが多い。Milano-Bicoccca 大学の研究結果は、臨床医に対しては鎮痛剤 NSADs の処方のあり方について再考を促し、患者にはできるだけ薬の量を減らして、可能な限り短い期間だけ服用するようにと勧めるものだ。]

 ただし、65歳以下の人については、今のところ鎮痛剤 NSADs の副作用が確認されていない。しかし、「Royal Pharmaceutical Society (王立薬剤師会)」のMs Helen Williams は、若い人にも次のように提言する。

"If you've got a headache, it's unlikely that there's going to be an inflammation issue and paracetamole is fine."
[ 頭が痛いだけであれば、それが炎症性疾患につながる可能性は低い。したがって、その場合はパラセタモール(アセトアミノフェン)がお勧めだ。]

 何事につけ、必要以上に強い薬を、必要以上に飲み続けることは危険だ。腎臓 (kidneys) が悲鳴を上げてしまう。くれぐれもご注意を。

 なお、研究の詳細は、「The British Heart Journal」に発表された。

                 (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com