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ヒロシのWorld NEWS

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「女性は控えめ、だから手取りも少ない」:これは偏見! (BBC-Business, September 6, 2016)

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/3CC1/production/_91035551_925e4245-b9d9-48ef-be4f-b197f9f3592c.jpg

 女性は、男性のように、「給料を上げてくれ」と、強く (pushy)、頻繁に (often) 主張しないから、手取りも少ない。これが社会の一般的な定説 (theory)。
 さらに、女性は控えめで (reticent)、上司の機嫌を損ねたり、女性らしさ (perceived female stereotype) からはみ出ないようにと気を遣い、賃上げ要求には慎重 (reluctant) とも言われる。
 しかし、これらの説を裏付けする科学的な根拠はどこにも存在しない。単に、「聞いたり、見たり」の類 (たぐい) の「逸話 (anecdotal)」に過ぎない。

 そこで、London 大学「The Cass Business School」、Warwick 大学、Wisconsin 大学が共同で科学的な調査に乗り出した。
 着目したのは、Australia 政府が 2013-14年に実施した「workplace relations survey (職場の労使関係調査)」のデータ。Australia は被雇用者 (employee) の賃上げ要求ならびにその理由等を体系的 (systematically) に調査し、記録している世界で唯一の国だ。

 データ分析では、常勤 (full-time) と非常勤 (part-time) の別、会社の規模、子どもの有無、資格 (qualifications) なども考慮された。

"When like-for like male and female workers were compared, men were 25% more likely to get a pay rise when they asked, the study found."

[ その結果だ。男女、同等の条件で比較すると、男性の場合、賃上げ要求によって給料が上がる確率は、女性よりも 25%高いことが分かった。]

 また、女性が賃上げ要求に慎重という説には何ら根拠なし、の結論も得た。むしろ、Warwick 大学の Andrew Oswald 教授が指摘するように、まったくもって、女性に対する差別 (pure discrimination against women) 要因が見え隠れする。

 では、なぜ、女性の賃上げ要求の成功率が低いのか。
 Oswald 教授によると、
"He said one possibility was that unsuccessful men who asked for a pay raise, but did not get it, kept it to themselves, while women 'were more straightforward and tell their friends."

[ 1つの可能性として、男性は「給料を上げてくれ」と言って断られると、そのことを他人に漏らさないが、女性は男性よりも率直で、友だちに話してしまうからだ。]

                (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com