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あまりのギャップに打ちのめされて!:おとこの子の悩み (BBC-News, August 8, 2016)

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 思い違いに、勘違い。漢字やスペル (spelling) のミスにとどまらず、あだ名を本名と間違えたり、壇上で、平然と「役不足」を連発しては、人の信用を失うというものだ。

 勘違いに、拍車を掛けるのが劣等感や優越感。「自分はダメな人間」と思いつめると、うつ病 (depression) に陥りかねない。逆に、自分は何でもできると思い込んでいる人もいる。いつも、そり返って歩いていると、崖の上から足を踏み外しかねない。

 ところで、大人もそうだが、とくに、マスコミや他人の声に影響されやすい、多感な時期の子どもは、この勘違いに要注意だ。子ども達は、コマーシャルやソーシャル・メディアによって、どのように影響されているのだろうか。
 イギリス広告協会のシンクタンク「The Credos」は、8 歳から 18 歳までの少年1,000人以上を対象にして、「自己知覚 (self-perception)」に関する調査を行なった。

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/121ED/production/_90712247_boyselfiethinkstockboytakingselfis.jpg

 その結果、男の子の 55%は、自分の「体型 (appearance)」を気にして、食事 (dieting)に注意していることが明らかになった。さらに、ほぼ 4人に 1人に当たる 23%の子どもが、ボディ・ビルダーのような「完璧な体型 (perfect male body)」を夢見ていた。
 このため、男の子にも「eating disorder (摂食障害, 56%)」が認められ、勘違いして「extreme exercise (過度な運動)」に走る子ども(48%)も、決して少なくはなかった。

 友だちや他人の声に敏感な年頃の子どもにとって、

"You're fat.”[ デブ! ]
 
と、「いじめ (bulling)」を受けるのは、つらい。
 自分の体型に悩んでも、男の子の「見栄 (culture)」もあってか、先生や両親に相談し難いことも事実。

 また、調査によると、子ども達の理想とする体型は、

・friends (友だち):56%
・social media (ソーシャル・メディア):67%
・advertising (コマーシャル):53%
・celebrities (有名人):49%

のイメージから造られていることも分かった。
 ソーシャル・メディアやコマーシャルで使われるボディ・ビルダーの体型は、そのほとんどが画像処理で修正されたもの。しかし、そのイメージが頭から離れなくなってしまと、子どもは「摂食障害」で体調を崩すか、過度の運動で、肘や肩を壊しかねないのだ。

 スマートフォンやテレビの映像の力は、子どもの行動を左右するほど強く、ときにその自信まで奪ってしまう。
                   (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com