人工甘味料:お腹が空くって本当? (BBC-Health, July 13, 2016)
[ 人工甘味料を使った加糖食品は低カロリーで、減量に役立ち、それに、砂糖よりも虫歯になりにくい、と一般に言われている。]
"They say low calorie sweetened foods can help people keep weight off and are better for our teeth than sugar."
『しかし、「人工甘味料(artificial sweeteners)」を慢性的に摂取(chronic consumption)し続けると、食欲(appetite)が常に刺激されて、食べても食べても、もっと食べたくなる。』
オーストラリア Sydney大学 Greg Neely 教授らの研究チームは、ミバエ (fruit flies) とマウス (mice) を使った動物実験で、このような結論を出した。
動物の脳は、食べ物の甘さ(sweetness)から、そのエネルギー含有量(energy contents)を判断している。この判断のバランスが人工甘味料によって壊されると、脳は必要なエネルギーを補填するために、食欲を刺激するようになり、十分に食べているのに、もっともっと食べ物が欲しくなるという。
しかし、「The British Nutrition Foundation (英国栄養学基金)」の Dr Ros Miller は、この動物実験の結果は、そのまま人間に適用できないのでは、と疑問を投げかける。
Dr Miller によると、人間は、甘さだけで食べ物 (diets) のエネルギー含有量を推し測ってはいない。味 (taste)、風味 (flavour)、歯ごたえ (texture) などを組み合わせた情報から、「だいたい、これくらいで」と判断しているというのだ。
さて、その種類も多い、砂糖の代替甘味料 (sugar substitutes)。いずれにしても、「摂りすぎに注意」は、ほぼ間違いなさそうだ。
なお、コーヒーには、ハチミツがよくマッチする。
(写真は添付のBBC Newsから引用。)