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「郵便!」と言って襲われるなんて:許しがたいわ! (BBC-News, July 4, 2016)

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 イギリスでは、郵便配達員 (mail delivers) が大きなカバンをその肩に掛け、一軒一軒のご家庭に、歩いて手紙を配達してくれる。郵便の届け先は、2,900 万箇所を超えるそうだ。

 ところが、犬を飼っているご家庭には、他人に注意を払わなかったり (reckless)、無責任 (irresponsible) な人もいて、配達員が犬に咬まれて怪我をする被害が頻発している。昨年の被害総数はおよそ 2,600 件に及んだ。
 とくに、学校が休みの日が危険だ。その日、犬は庭で放し飼いにされるせいか、平日に比べて被害件数は 10 %も上昇する。犬が襲撃する場所は、主として「front door (玄関先)」(36%)と「front garden (前庭)」(35%)だ。

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 つい先ごろ、一人の女性配達員がドアを開けて手紙を渡そうとしたところ、犬に咬まれて負傷した。この事故で、飼い主は £8,800 (約 116万円) の罰金を科されたという。

 Royal Mail 会社の業務取締 (operational director)「Tony Fox」氏によると、
                                                        
"We know that the overwhelming majority of dogs are friendly most of the time, however, even the most placid animal will defend itself if it feels its territory is being threatened."

[割合では圧倒的に、人なつっこく接する犬が多いことは、知っている。しかし、どんなにおとなしい犬でも、自分のなわばりが脅かされていると感じると、これを防御する行動に移るのだ。]

したがって、郵便物を受け取るときのトラブルを避けるためには、次のアドバイス(tips)が参考になる。

・配達員に犬を近づかせないようにすること。
・子どもに玄関のドアを開けさせないこと。犬が子どもと一緒に飛び出る危険あり。
・裏庭から前庭に犬が走りでないようにすること。
・それでも、犬が配達員を襲うようであれば、犬小屋を設置すること。
・犬を遠ざけることが無理ならば、敷地内に郵便受け (mailbox) を設けること。

 これで、郵便配達さんも、あなたも、そしてワン君も、みんな安心となる。

                  (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com