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職場でケーキ!:そのイギリス文化が健康リスクを招く (BBC-Health, June 24, 2016)

http://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/10E7F/production/_90074296_thinkstockphotos-516658299.jpg

 

 イギリスは「ケーキ文化 (cake culture)」の国だという。

[ 管理職は、部下の努力に対するご褒美としてケーキを選び、同僚も、誕生日などの特別な日のお祝いにケーキを選び、一般職の人も、休日で購入したケーキを職場に持ち込む習慣がある。]
"Managers want to reward staff for their efforts, colleagues want to celebrate special occasions, and worker want to bring back a gift from their holidays."

 これでは誰でも肥満 (obesity) や、虫歯 (tooth decay) になりかねない。イギリス人は職場 (workplace) で糖分を摂り過ぎているのだ。

 このように指摘するのは「The Royal College of Surgeons of England (イングランド王立外科医師会)」の Nigel Hunt 教授だ。
 さらに、続けて、「何も、オフィス・ケーキを禁止すべきだとは思わないが、ちょっとだけ,それも昼食時に楽しむ程度にしておけばいい」、と言う。

"Dentists recommended cutting down on sugary or starchy foods between meals as they give bacteria fuel to produce acids that decay teeth."
[ 歯科医によると、虫歯を防ぐお薦めは、糖分やデンプン質の間食摂取を控えめにすること。糖分やデンプンは、これを栄養源とするバクテリア(虫歯菌)を増殖させて、口の中を酸性にし、虫歯を進行させる。]

 では、何を食べればいいのか。Hunt 教授の答えは、以下のとおり。

"Ideally office workers should consider other alternatives altogether like fruit platters, nuts, or cheese."
[ オフィス・ワーカーがみんなで楽しむひと時には、スイーツ類は全てやめて、その代わりにフルーツの盛り合わせやナッツ類、チーズが理想的だ。]

 ところが、日本ではチーズの価格が篦棒 (べらぼう) に高い。しかし、高級チョコやショート・ケーキの価格に比べると、まあ、しかたがない (We can't help it.) とあきらめている。虫歯や肥満を気にしながら、甘さに酔いしれるのもいいが、熟成したチーズの味をたっぷり楽しむのも乙 (おつ) なものだ。

                                  (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com