蒸し焼きしたロブスターの味は極上だ。今は、カナダ北東部の沿岸で獲れるロブスターが美味しい季節。そのロブスターの甲らは、「murky, green-brown (鈍い青みがかった赤茶色)」が普通だ。
ところが、「赤毛のアン」で有名な「Prince Edward Island (プリンス・デドワード島)」のお隣、「Nova Scotia (ノバ・スコシア州)」の沖で、目が覚めるような鮮やかなブルー (vivid blue) のロブスターが捕まった。それも 2 匹。
"Bright blue lobsters are so-coloured because of a genetic abnormality that causes them to produce more of a certain protein than others."
[ 色鮮やかなロブスターは、遺伝子の異常が原因で発生し、通常のロブスターに比べて、ある種のタンパク質の量が多い。]
Nova Scotia一帯の漁師の間では、昔から、ブルーのロブスターは幸運のサインと信じられてきた。200 万匹を水揚げして、その中に 1 匹見つかるかどうかの確率という。
"One of the Canadian blue lobsters has already been returned to the sea. The other will be kept in a tank and released after the end of the lobster season in mid-July."
[ 捕まえられた 1 匹は、すでに海に戻された。もう 1 匹は水槽の中で飼われているが、ロブスター漁が終わる7月中旬には、海に放される予定。]
「幸運の女神」の聖なるお使いだ。そっと、海に帰って、カナダの人達の、心の優しさを天に伝えて欲しい。
参考: 写真はヨーロッパ・ロブスターと2011年スコットランドで発見されたブルー・ロブスター。
(写真は添付のBBC Newsから引用)