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ヒロシのWorld NEWS

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チーズはどんどん食べて良い:これは間違い! (BBC-Health, May 23, 2016)

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/8ECB/production/_89755563_thinkstockphotos-166210607.jpg

 世の中には、時々、珍説が現われる。新たな健康法として

"Eat more fat, cut out carbs and ignore calories."
[ 脂肪をもっと沢山食べ、炭水化物は止めて、カロリーを気にしない。]

 チーズ好きには、この上ない「お説」の report が「The National Obesity Forum」から発表された。
  その主な要点を列挙すると、

・Eating fat does not make you fat.
・Saturated fat does not cause heart disease and full-fat dairy is probably protective.
・Starchy and refined carbohydrates should be limited to prevent and reverse type 2 diabetes.
・People should stop counting calories.                                           
・Snacking will make you fat.

・脂肪分を摂っても、あなたに脂肪が付くわけではない。
飽和脂肪酸は心臓病の原因とはなり得ない。むしろ、脂肪分の多い乳製品には、その予防効果が期待できる。
・デンプン質や精製炭水化物を控えめにすると、2型糖尿病の予防、再発防止に効果がある。
・摂取カロリーを気にする必要はない。
・間食は肥満を招く。

 さらに続けて、
"Promoting low-fat food had had 'disastrous health consequences' and should be reversed."
[ 低脂肪食品の推奨は、これまで悲惨な健康問題をもたらしてきた。これを覆し、逆のことをすべきだ。]
 
また、これまで、低脂肪食品にこだわってきたのは、現代医学における歴史上最大の過ちと主張し、「イギリス公衆衛生局 (Public Health England)」の「公式健康ガイダンス(official guidance」に真っ向から対立する。

 これに対して、Glasgow 大学で「metabolic medicine (代謝医学)」が専門の Naveed Sattar 教授は、次のように切り捨てる。

" The report was good, bad and ugly."
[ このレポートは、良くて、悪くて、醜悪。]

加えて、「間食は止めた方が良いとするレポートの意見には賛成するが、肥満や2型糖尿病の人に、もっと脂肪分を摂れとの主張には、根拠となるデータが掛けている。これを鵜呑みにすると、逆に体調が悪化する恐れがある。」と注意を呼びかける。

 何と、「The National Obesity Forum」は、元々、食品会社、医薬品メーカー、医療団体から専門的、経済的な支援を受けている組織だった。むろん、議論を巻き起こしているrepotの「査読 (peer review)」を受けた形跡もなし。

 従来の説に対して、「slug off (こきおろす)」、「harsh criticism (辛辣な批判)」を繰り出すためには、少なくとも身辺が「清潔」で、科学的な根拠 (evidence) が必要だ。 そうでなくては、ただ「ugly (醜悪)」なだけだ。
                                 (写真は;添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com