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ヒロシのWorld NEWS

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火山大爆発:マヤ文明吹き飛ばす (BBC-Science & Environment, April 20, 2016)

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/B451/production/_89316164_e3800106-aerial_photograph_of_el_chichon_crater-spl.jpg

 幾つもの巨大なピラミッド神殿を築き、精密な暦(こよみ)を作り、人の顔を主体とする絵文字まで持っていたマヤ文明 (Mayan Civilisation)。これが、なぜ崩壊したのか。
 
 確かに、この時代、不作 (poor harvests) が続いて食糧不足に陥ったことや、「疫病の蔓延 (outbreak of plague)」で社会が混乱し、政情も不安定 (political instability) になっていたことは事実だ。
  しかし、その崩壊の切っ掛けは、AD 540 年の火山「El Chichon (エルチチョン)」の大爆発だった。

 この活火山は 1982 年にも大爆発を起こし、そのときは 2,000 人の犠牲者が出た。ところが、AD 540 年の噴火は、その爆発を遥かに凌ぐ規模だった。なお、AD 536 年に北アメリカの Alaska の火山が大噴火を起こしていた。相次いだ 2 度の火山噴火で、空中には大量の粉じんと「硫酸塩エアロゾル (sulphate aerosols)」が舞い上がった。この影響で、北ヨーロッパの夏期の気温は、平均 2℃も下がったと推定されている。

 オランダの Utrecht (ユトレヒト) 大学の Kees Nooren氏らが、El Chichon (エルチチョン)火山周辺一帯の地層を調べ、AD 540 年の噴火では、相当量の火山灰 (tephra) が広範囲に降り積もったことを明らかした。
 マヤの人々の多くは、耕作地に降り積もった火山灰にどうしようもなくなり、慣れ親しんだ土地を離れざるを得なかったのだ。

 マヤ族は「内輪もめ」に明け暮れている内に、天に見放されたのであろうか。文明は、火山噴火や地震、大雨などの自然災害に何と弱いことか。

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/10D4F/production/_89334986_gettyimages-128896747.jpg

                              (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com