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ネス湖の湖底調査:怪獣ネッシー逃げて、モデルだけ発見 (BBC-News, April 13, 2016)

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 そのネス湖は、スコットランドの「Highlands(ハイランド)」にあって、最大幅2.7km、南西に約 37kmに伸びた細長い淡水湖だ。かねてより、「Nessie(ネッシー)」の目撃者が頻繁に現われ、約2億年前の恐竜の生き残りかと物議をかもした。

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 この度、「VisitScotland (スコットランド観光局)」と「The Loch Ness Project (ネス湖プロジェクト)」は、ネス湖の生態系調査と「ネッシー」の手がかりを求めて、ノルウエーの調査会社「Kongsburg Maritime」に湖底調査を依頼した。
 調査で使用されたは、通称「Munin drone」と呼ばれる、魚雷型 (torpedo-shaped) の「無人海洋自律型潜行ロボット (Marine Unmanned Navigation through Intelligence in Network)」。解像度の高いソナー画像 (sonar imaging) システムを備えた「最新式(state-of- the-art)」だ。

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 その調査結果が明らかにされた。
 まず、ネス湖の正確な深度。これまでネス湖の最大の深さは754ft (229.8m) とされて来たが、今回の精密な調査では、889ft (270.9m) と記録された。この値は、怪物 Morag(モラグ)」が生息するとされる「Noch Morar (モラール湖)」の 1,017ft (310.0m) に次ぐ深さだ。

 さて、肝心の「Nessie(ネッシー)」はいたのか。答えは、湖底にいることはいた。ただし、それは本物ではなく、Billy Wilder 監督の映画「The Private Life of Sherlock Holms (シャーロックホームズの冒険)」の撮影用として、およそ 50 年前に製作された全長約 9m のネッシーの「模型 (prop)」だった。本物は、どこかに身を隠したようだ。

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 1969 年当時、撮影のわずか数ヶ月前に、ネッシーの目撃情報は確かにあった。そのネッシーが現われたとされる現場をロケ地とし、モデル(模型)を使って撮影中に、「にせもの」は浮力を失って沈んでしまったのだ。結局、公開されれた映画に登場することができなかった不幸なネッシー

 なお、今回の湖底調査では、なぞの難破船も見つかっている。
                   
                            (写真は添付のBBC Newsから引用)

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