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ヒロシのWorld NEWS

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PET-CTスキャン:衰弱させ、苦痛を与えるガン手術が不要に (BBC-Health, March 24, 2016)

健康・医療

http://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/422D/production/_88914961_111525.jpg

 どんな手術 (operations) であれ、痛いし、危険 (risk) を伴い、体が衰弱する。それに、手術代がめっぽう高い。100 歩譲って、それでも手術が必要なときはあるだろう。しかし、現実には、医師が最新の医療技術に基づいて、患者の立場に立った真剣な手術判断を下しているのか、極めて疑わしい。誰だって、できれば、そんな手術は避けたい。

"Head and neck tumours are treated with chemotherapy and radiotherapy, but then need an operation to visually check whether the growth has gone."
"The operation to check a cancer in the head or neck takes three hours, and patients spend at least a week in hospital recovering."
"It also risks complications, including disfigurement or movement problems in the arms if key nerves are damaged."

[ さて、これまで、頭・頸部のガン腫瘍は、化学療法や放射線治療の処置がなされても、最終的なガンの状況を目視で確認するために、手術が必要とされてきた。]
[ この外科手術は3時間を要し、その後、患者は少なくとも1週間は入院治療を余儀なくされる。]
[ その上、術後に傷跡が残ることもあり、手術中に誤って重要な神経を傷つけられると、腕に動作障害が起こるなど、手術は様々なリスクをはらんでいる。]

 さらに、厄介なことに、せっかく手術で患部を切り開いても、「ガン細胞 (cancerous cells )」は「死滅細胞 (dead cells)」の間に隠れて見えないこともあるという。

 そこで、Birmingham 大学の Hisham Mehanna 教授らは、手術の代わりに、「ポシトロン放出断層撮影 (Positron emission tomography-computed tomography)」、通称PET-CT スキャンに基づく治療法を開発した。この PET-CT 法では、増殖するガン細胞を鮮明に区別するために、「放射線を帯びた色素 (radioactive dye)」が使われる。

 臨床試験の実施前に、頭・頸部のガン患者 564 名に対して調べたところ、その 80%の患者に対して、PET-CT 法の適用が可能であると判明。また、臨床試験の結果では、従来型の「手術治療法 (surgical approach)」と比べて、「生存率( survival rates)」は変わらなかった。
 Mehanna 教授の試算によると、PET-CT 法が普及するならば、毎年、世界中の患者10 万人が救われることになり、医療費は、患者 1 人当たり £1,492 (およそ¥247,000)の節約につながるという。
                                (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com