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ヒロシのWorld NEWS

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カエルの泡にひっくりカエル驚き:その治癒能力 (BBC-Health, March 23, 2016)

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 アマガエルには、何とも言えない愛嬌がある。ペタペタと手のひらを歩き回る感触もさることながら、ケロケロと鳴く声は、自然に生きる喜びを称える賛歌そのもの。それに、木の上の、葉ダニや毛虫などの厄介者たちをパクパク食べてくれる。小さくとも頼もしい私の味方だ。
 
 さて、カリブ海に浮かぶ「Trinidad (トリニダード島)」の森に、「Tungara Frog」という品種のカエルが生息する。体長 5cm 足らずの小さなカエルだ。メスは産卵のときを迎えると、泡を作って、その中に卵を産み付ける。卵は、泡に包まれているお陰で、病気や外敵、環境の変化から守られて、孵化 (ふか) を待つ。
 そのカエルの泡は、少なくとも 6 種類のタンパク質 (proteins) から構成されている。

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 Strathclyde (ストラスクラウド) 大学の Dr Paul Hoskisson らの研究チームは、その内の4種を特定し、独自の方法によってカエルの泡を合成することに成功した。
 さらに、その泡 (synthetic foam) に、抗生物質 (antibiotic drug) の「Vancomycin (バンコマイシン)」を染み込ませたところ、薬は細菌感染した皮膚だけに働き、健康な細胞を損ねることなく、長期間治癒効果を発揮することがわかった。
 ただし、泡の出来具合は、まだまだカエルの技には、遠く及ばないレベルとか。

 研究者の夢は、細菌感染した傷口ややけどの傷を優しく保護し、患部だけに徐々に治癒薬が効いてくれる安定した泡を作り出すこと。

 果たして、人間は、カエルの技を越えることができるだろうか。

 Strathclyde 大学の研究結果は、Liverpool で開催される「Microbiology Society」の年次大会で発表される予定。
                                (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com