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準惑星ケレスの地下に:大量の海水が眠るか? (BBC-Science & Environment, March 23, 2016)

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 昨年 3 月に、アメリカ航空宇宙局 NASA の無人探査機 Dawn が、火星と木星のとの間の小惑星帯にあって太陽の周りを回る、直径 950 km の準惑星「ケレス(Ceres)」の周回軌道に入った。あれから、ちょうど1年が過ぎ、現在、Dawn が観測、撮影した膨大なデータの解析が進められている。

 この度、NASA が公表したのは、Dawn がケレス上空 385km から撮影したオッカトル・クレータ (Occator Crater) の拡大写真。その解像度 (resolution) は35m/pixel。鮮明に映し出されたクレータの映像からは、底から地表面まで、その側面に無数の割れ目 (fractures) が確認できる。この「複雑な地形 (intricate geometry)」は、それほど遠くない過去において、「地質活動 (geoligic activity)」が起きた証拠だ。

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 クレータの底に「光り輝くスポット (bright spots)」の正体は、Dawn に搭載された「GRaND (Gama Ray and Neutron Detecter Instrument)(ガンマ線中性子検知器)」を用いた分析によって、「epsom salts (エプソム塩)」すなわち「硫酸マグネシウム (magnesium sulphate)」と判明した。
 ケレスには大気が存在しない。このため、いつの時か、隕石の衝突によって表出した海水が、瞬時に蒸発し、海水中に含まれていた硫酸マグネシウムだけがクレータの底に残されたものと考えられている。

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 このことは、ケネスの地下に大量の海水が眠っている可能性を裏付けるもの。現に、北半球の緯度の高い一帯で、高濃度の「水素 (hydrogen)」が GRaNDによって検知されている。

 なお、一連のデータ解析の結果は、Texas 州の The Woodlands で開催された「Lunar and Planetary Science Conference」で発表された。

                                 (写真は添付のBBC Newsから引用)

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