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ヒロシのWorld NEWS

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死なずに済むのに:大気汚染で年間4万人の英国人死亡 (BBC-Health, February 23, 2016)

http://ichef.bbci.co.uk/news/736/cpsprodpb/52A6/production/_88385112_t6000002-cyclist_wearing_anti-smog_mask_and_crash_helmet-spl.jpg

 世の中で何が理不尽かと言って、死なななくとも良いのに、死んでしまうこと。これほど、悔しいものもないだろう。少々、空気が汚れていようと、平気な人間もいるが、呼吸器系が弱い人もいる。
 1700 年代に始まった産業革命以降、河川も海も汚染が続いた。そして、地球の大気も汚れに汚れた。この数百年の間に、大気の「汚染物質 (pollutants)」は、「石炭の煤煙(coal soot)」から「ディーゼル車の排気ガス (diesel vehicle emissions)」と変わったが、健康上のリスクは依然として高いままだ。

http://ichef.bbci.co.uk/news/736/cpsprodpb/8DCA/production/_88389263_c0121507-exhaust_fumes-spl.jpg

 では、屋外の大気汚染がひどいからと、室内に逃れて安全か?実は、そうとは限らないことが分かって来た。室内の空気の汚れる原因は

・タバコの煙 (tobacco)
・薪ストーブ (wood-burning stoves)
・脱臭スプレー (spray deodorants)
・クリーニング製品 (cleaning products)
・消臭スプレー (air fresheners)
・殺虫剤スプレー (fly spray)
・レモン-パインのアロマ (Remo-and-pine scents)
・オゾン消臭スプレー (ozone-based air fresheners)

" Mould and mildew in poorly ventilated rooms can also cause illness."
[ 換気の悪い室内では、カビ・白カビ菌も病気の原因になり得る。]

" There is now good awareness of the risks from badly maintained gas appliances, radioactive radon gas and second-hand tobacco smoke, but indoors we can also be exposed to NO2(nitrogen dioxide)from gas cooking and solvents that slowly seep from plastics, paints and furnishings."

[ 昨今は、みんなが、整備のひどいガス器具や放射線ラドンガス、間接喫煙の危険性に注意を払うようになったが、私たちは、未だに、ガス調理器からの NO2 や、プラスチック類、塗装、家具類から徐々に染み出る各種溶剤による室内汚染にも曝(さら)されているのだ。]

 さて、大気汚染の主たる原因は「工場 (factories)」と「自動車 (traffic) 」だ。その大気汚染が、「心臓疾患 (heart disease)」や「気管支ぜん息 (asthma)」を含む「肺疾患(lug disease)」に深く関与していることを示す科学的な証拠 (evidence)が存在する。
  英国「National Health Service (国民保健サービス、NHS)」の試算によると、気管支ぜん息に限って見ても、大気汚染の被害総額は年間£1 bn (約 1,600 億円)に達する。

 なお、Stephen Holgate 教授が最も懸念する点は、国民の「complacency」。すなわち、「しかたがない、これでもいい、と思ってしまう気持ち」。これこそ、問題解決の最大の障壁となりかねない代物だ。
 それは、これまで世界中の公害企業、放射能汚染事業者などが、世間の目をごまかしつつ、素知らぬ顔で待ち望んできた「悪魔のささやき (The whispers of the Devil)」そのもの。
 
                                  (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com