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見たこともない金の鉱床:スコットランドにゴールド・ラッシュか (BBC-News, February 12, 2016)

http://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/18289/production/_88235989_88235987.jpg

 スコットランド」の西海岸「North Ayrshier (ノース・エアシャー)」に「Firth of Clyde (クライド湾)」が広がり、その沖に「The Isle of Great Cumbrae (グレート・カンブラ島)」が浮かぶように佇む。名前は「Great」と立派だが、島の長さはおよそ 4 miles、幅2 milesと至って小さい。
 この島には、人口 1,000 人強の小さな町「Millport (ミルポート)」があり、主に、スコットランド最大の都市 Glasgow の「日帰り客 (daytrippers)」にとって、利便性の高いリゾート (resort)であったという。

 Aberdeen 大学の John Parnell 教授は、Millport の海岸で奇妙な「赤色砂岩 (red sandstone rocks)」を見つけた。この砂岩はごく普通に見られる種類の岩石だが、肉眼で見る限り、黒っぽい小さな斑点のようなものが複数確認できた。さっそく、そのサンプルを研究室に持ち帰って、「高倍率の顕微鏡 (high-powered microscope)」で覗いた。すると、びっくり仰天。何と、黒い斑点は、純度の高い金 (gold)だった。

"The discovery is unusual as gold is normarlly found in 'veins' deep in the Earth's crust, which are produced by water flowing at high temperature."

[ これは尋常ではない。通常、金は地殻の深部で鉱脈として発見される。その理由は、金を含んだ高温の熱水溶液が、岩体を貫入して上昇し、脈状の熱水鉱床を形成するからだ。]

 ところが、「Great Cumbrae 島」で発見された金鉱床のサンプルの性状は、この従来型の金の生成メカニズムでは説明できない。
 Parnel 教授は、これまでとはまったく違う、金の濃縮プロセスの解明を期待している。もしかすると、商業ベースに乗るような金鉱床の発見につながって、小さな島の、小さな町 Millportが「ゴールド・ラッシュ (gold rush)」に沸く日も、夢ではないかも知れない。
                                 (写真は添付のBBC Newsから引用)

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