南オーストラリアのオーロラ：夏の夜の光の饗宴 (BBC-News, December 21, 2015)
「Aurora Boreales」とは北極光のこと。「Northern Lights」とも言う。もちろん地球の南極側でもオーロラは観測され、このとき、「Southern Lights」あるいは「Aurora Australis」と呼ばれる。
オーロは、宇宙線 (cosmic rays) すなわち太陽風 (solar wind) が地球の大気と相互作用して発生する大気の発光現象だ。
オーストラリアで観測されるオーロラを、この7年間探し続けた写真家(photographer) がいる。New South Wales (ニューサウスウェールズ州) のCentral Coast に住む David Magro 氏だ。
この12月、ついに、会心の数枚をカメラに納めることに成功した。撮影場所は、オーストラリア大陸の南方 234 km の海に浮かぶ Tasmania (タスマニア島)。
そこで遭遇したオーロラのあまりの美しさに、David Mangro 氏はカメラを構えて我を忘れてしまう。その瞬間を次のように語る。
"I was by myself in the pitch black and I zoomed in, and [then] jumped up the air and [started] talking to myself, " he said.
"I was over the moon, I coudn't believe this was happening."
[ 私は、漆黒の闇の中にただ独りでいた。そしてカメラを覗いてズームインすると、体は夜空の中に飛び込み、自分に何か語り始めていた。]
[ ひどく興奮していた。目の前で起こっていることが信じられなかった。]
それは南の空で繰り広げられた宇宙の饗宴だ。さあ、David Mangro氏が心血を注いだ作品を、とくと、鑑賞しようではないか。
（写真は添付のBBC Newsから引用）
