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つい、手を出してしまうジャンクフード:巧妙なスーパーの販売戦術 (BBC-News, December 10, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/A6C4/production/_87129624_junk2.jpg

 スーパー (supermarket) で一通り買い物を済ませて、「レジ (tills)」に向かうと、目に付くところに、スイーツ (sweets) やチョコレート、ポテトチップスなどが並べてある。しかも、「季節限定」や「特価」などの「切り札」付きだ。
 店に入った客は、逃さない。最後の最後まで、客の心をくすぐり、買い忘れたと思わせるようにして、買わせる狡智な「販売戦術 (marketing tactics)」だ。
 この戦術には、普通の大人も引っかかる。まして、子どもはなおさらのこと。

 イギリス在住の 11歳 から 18 歳までの子ども 2,285 人を対象にした「買い物意識」調査では、過去 1 週間で、その約 75% の子どもが、「スーパー (supermarkets)」や「ガソリンスタンド (petrol stations)」のレジで、脂肪 (fat)、砂糖 (sugar)、塩分 (salt)をたっぷり含むジャンクフード (junk food) やジュースを目にし、このとき 50% 以上の子どもは、そこに並んだ何らかのジャンクフードを買っていた。
 過去 1 週間の間に、健康に良いとされる食品を選んだ子どもは、10 人に 1 人だけであった。

 この調査を進めた Stirling 大学の Georgina Cairns 氏によると、スーパーの販売促進(marketing promotion) 戦術が、子どもの「買い物選択 (buying behabiour)」に影響を及ぼしていることは明らかだ。店側の、この巧みで、「ねじ曲がった (skewed)」戦術のために、子どもは、「何が体に良いのか、悪いのか」を判断する「手がかり (cues)」を見失っている。
"Reducing the number or indeed completely eliminating these products from till areas could have a really positive impact on the buying behavior and in turn the health of young people."

[ レジ周辺のコーナーからジャンクフードを取り払うか、その数を減らすならば、確実に、子ども達は体に悪いジャンクフードを選ばなくなり、引いては、その子ども達の健康につながるはずだ。]

                  (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com