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日本のお歳暮に異変:WHO「発がん性物質」の「ハム」 (BBC-News, December 7, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/950/cpsprodpb/374D/production/_87075141_gettyimages-494655930.jpg

[ お歳暮は、お中元と並んで、日本では贈り物の時節。この時期、人々は、その年にお世話になった人へ、感謝の意を込めて、贈り物をするのが慣習となっている。お歳暮の品には、主に消耗品あるいは高級食品が選ばれ、とくに人気の高いのは、ハム、ビール、デザート、食用油だ。]
"Oseibo is one of two traditional gift-giving seasons in Japan, where people send presents to thank others for kindness they have shown during the year. Gifts are mainly consumables or premium foods, and ham, beer, desserts and cooking oil are popular choices."

 その贈答品「ハム」に異変が起こっている。毎年、暮れが近づくと、その売り上げが急増していた「ハム」。
 「世界保健機関 (WHO)」は、この10月26日に発表した報告書で、ハム・ソーセージなどの「加工肉 (processed meats)」は「発がん性物質 (carcinogens)」であり、注意が必要と指摘した。ハム、サラミ、ベーコンなどの製造メーカーは、これに反発。消費者の信頼と安心を取り戻そうと、躍起になった。そして、こんなことまで言い出した。

" 'Moderate' consumption of ham and sausages carries a much lower cancer risk."
[ ハム・ソーセージを「適度に」食べると、むしろ、ガンの発症リスクはかなり低減する。]

 しかし、デパートの「お客 (shoppers)」には、お歳暮の贈答品として、今年は「ハム」を自粛し (refrained)、それ以外の品 (alternatives) を選択する傾向にあるとか。
 もちろん、
"I don't think the risks are huge."
[わたしは、そんなに危険だとは思わないわ。]
と言って、お歳暮にハムの詰め合わせを注文する「年配客 (elderly consumer」もいるそうだ。

 BBCは、WHO報告に対して日本人の意見は分かれていると、伝える。
 
                  (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com