人々がパリ、ロンドンなどの大都会に集まり始めたヨーロッパの中世では、ゴミは道路に捨てられた。その伝統が今に残るのか、イギリス西部ウェールズの「通り(streets)」はゴミだらけ。
確認された道路の状況は次のとおり。
・86%に:タバコの吸い殻が散乱 (discarded cigarette butts)
・75%に:チューンガムの咬み捨て (discarded chewing gum)
・10%に:イヌの糞 (dog fouling)
ただし、ウェールズの通り全体の96%は、公共道路としての衛生基準は満たされているとのこと。
以上は、ウェールズの道路に関する「衛生・清掃・管理」を目的に設立されたチャリティー団体「Keep Wales Tidy」が調査した結果だ。
道路に「散らばったゴミ (strewn litter)」で難物なのは、タバコの吸い殻。とにかく、これを拾い集めるのがやっかい。加えて、
"It could also affect the environment and wildlife by contaminating water supplies with toxic chemicals."
[ その有害な化学物質が、水の供給源を汚染し、環境や野生生物に影響を与える恐れがある。]
「Keep Wales Tidy」の代表 Lesley Joes 氏は、次のように述べる。
"I would emphasise that it isn't just the responsibility of local authorities to clean up an area, but everyone who lives, works, visits a streat, part, beach, city, town, village to keep it clean and create a good environment for all."
[ 強調して置きたいことがあります。道路一帯の清掃は、地元当局の責任だけで行なうのではありません。その地区に住んで、働いて、その道を通って公園、ビーチ、市町村に出かける全ての人が、みんなのために、通る道をきれいにし、環境を良くすることが求められるのです。]
(写真は添付のBBC Newsから引用)