エジプトは「ギザの大ピラミッド(the Great Pyramid of Giza)」がとくに有名。それは、エジプト「第4王朝 (the Fourth Dynasty)」(2613-2494BC) の時代に建造された「クフ王 (pharaoh Khufu)」の墓 (tomb)とされる。
このピラミッドを国際研究チームが「赤外線サーモグラフィ (infrared thermography)」を使って調査した。調査の主たる目的は、大ピラミッドに隠された秘密の部屋を探すこと。
朝日が東から昇ると、ピラミッドは太陽の熱で徐々に暖められ、温度が上がって行く。やがて、太陽が西の地平線に沈むと、ピラミッドは冷える。この一連の温度変化の過程を、サーモグラフィで追跡した。その結果、ピラミッドの基底部東側を構成する石ブロックに「熱異常 (thermal anomaly)」を示すものが見つかった。その石ブロックの数は3ヶ。いずれも近い場所に集中していた。周りの他の石材に比べて温度が異常に高いのだ。
これは、何を意味するのか。
ピラミッドの中に「空間 (empty areas)」があるのか、それとも、その石の内側に「空気の流れ (internal air currents)」があるのか、あるいは、「石の種類 (building materials)」が違ったのか。現在のところ、原因は不明。
なお、ピラミッドの上層部にも「熱異常」が見つかっているという。
さらなる調査は、来年末まで続けられる予定とか。
(写真は添付のBBC Newsから引用)