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こんな人:ガン(癌)に嫌われるタイプ、好かれるタイプ (BBC-Health, September 18, 2015)

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  「病気(diseases)」は、事故、災害と同じで、何よりも「予防(prevention)」が大事だ。事が起こってから、「備え」を準備しても、遅い。疫病神に取り憑かれると、大変な苦渋とストレス、経済的な負担、大切な時間の浪費が一挙に襲いかかる。
 
 イギリスでは、2013年に「ガン(cancer)」と診断された患者数は351,000人を超える。
 しかし、「世界ガン研究基金(The World Cancer Research Fund, WCRF)」によると、その患者数の約24%(94,000人)は、「食事(diet)」と「生活習慣(lifestyle)」を「少し変える」だけで、防げたケースだという。

 その「少しだけ変える(minor adjustments)」とは、次の3点。

・毎日、10~15分間の運動(physical activity)
・アルコール摂取を控えめに(cutting down on alcohol)
・高カロリー食品(high calorie foods)、糖分の多いジュース(sugary drinks)の制限

 これが、WCRFの主任研究員Dr Rachel Thompsonが勧める「ガン予防策」だ。たった、これだけで、「ガンの罹患率(incidence)」を劇的に下げることができるとは、驚く。

 なお、「過体重(overweight)」や「肥満(obese)」は、ガン(10種)の発症リスクを確実に高める。「有力な証拠(strong evidence)」で裏付けられいる事実だ。

 さらに、WCRFはイギリスで発症リスクの高い13種のガンについて調査し、その結果を公表した。その一例を挙げると、

・前立腺進行ガン(advanced prostate cancer):過体重、肥満の状態を脱出できれば、9%は予防(prevented)できる。
・肺ガン(lung cancer):喫煙(smoking)をやめると、33%(15,000人)が予防できる。
乳がん(breast cancer):とくに閉経後の女性(postmenopausal women)は、運動(physical exercise)と体脂肪(body fat)を減らすことにより、38%(20,000人)を予防できる。
・じん臓ガン(kidney cancer):生活習慣をより健康的に(healthier lifestyle)すると、2,200人が予防できる。
・すい臓ガン(pancreatic cancer):生活習慣をより健康的にすると、1,400人が予防できる。

 イギリスが、現在、他のヨーロッパ諸国に比べて「ガン生存率(cancer survival rates)」で遅れをとっているのは、偏に、「ガン予防(cancer prevention)」に対する「国民の意識(public consciousness)」が十分でないからだ。

"The link between tobacco and cancer is widely known and ready accepted by the public, but many are not yet fully convinced that healthy eating, regular exercise and not drinking alcohol, cam lower your cancer risk."

[ 喫煙とガンとの関連性は、国民によく知れ渡り、誰でもよくわかっている。しかし、まだ多くの人は、「健康的な食事」、「定期的な運動」、「脱アルコール」によって、ガンの発症リスクが低くなることを、十分に理解していない。]

                          (写真は添付のBBC Newsから引用)
 

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