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ヒロシのWorld NEWS

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なぜ地球は異常気象に:来年、再来年も (BBC-Science & Environment, September 14, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/695/cpsprodpb/777D/production/_85498503_elnino.jpg

 今年もエルニーニュ(El Nino)のせいで、世界は熱波、暴風雨、水害で悩まされた。日本ではこの5,6年、竜巻が各地で頻繁に現われるようになり、台風がやって来ると、複数一級河川が氾濫するほど、雨がどしゃ降りとなる異常さだ。

 赤道付近の太平洋上空を東から西に(アメリカ側から日本に向かって)吹く風 (貿易風) が弱まると、アメリカ側の赤道付近で暖められた海水面が、西に吹き寄せられることなく、そこに留まる。このため、太平洋東側海域の海水面温度は高く、西側海域は低い状態となる。これがエルニーニョ現象だ。

  エルニーニョは平均5年周期で発生し、太平洋の海流の流れは反転する。また海水面温度が高い海域では、水分を大量に含んだ上昇流が発生し、周辺域に「豪雨(downpours)」をもたらす。一方、海水面温度が低い海域では、その逆で、「干ばつ(drought)」となる。すなわち、海水面の温度変化が、地域の豪雨、干ばつに深く関与しているのだ。

 なお、エルニーニョ現象の5年周期とは別に、長期間にわたる太平洋の海水面温度データを解析すると、約10周年周期で「冷却位相(cool phase)」、「温暖位相(warm phase)」の反転を繰り返す「太平洋10年周期振動(Pacific Decadal Oscillation, PDO)」パターンが確認される。
 「イギリス気象庁(The Met Office)」によると、現在は「温暖位相」に入っているため、世界中の気温が上昇する傾向にあるという。

 さらに、60年~100年周期で、大西洋の海水面温度が変動する「大西洋数十年規模振動(Atlantic Multidecadal Oscillation, AMO)」の存在も知られている。

 この3つの「自然パターン(nature patterns)」の微妙なバランスを、さらに複雑にしているのは、4つ目のファクター「温室効果ガス(greenhouse gases)」CO2の影響だ。
 今年2015年が、これまでにないほどの猛暑に襲われたことは、第4の人為的な(manmade)ファクターCO2の影響が大きく働いて、今後も暑さは続くものと予想されている。

"With the potential that next year could be similarly warm, it's clear that our climate continues to change."
[来年も、今年と同様に気温が高くなる可能性は高い。地球の気候は確実に変化していることは確かだ]
 
 長期予報(decadal forecasts)に関して、あくまでも慎重(ultra-cautious)なイギリス気象庁でさえ、海水面の温度が上昇し、氷河が溶けて海水面そのものが上昇し続ける状況から判断すると、地球の温暖化は止まることはないと見ている。

                           (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com