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ペルセウス座流星群:新月の夜空にきらめく光のショー (BBC-Science & Environment, August 10, 2015

http://ichef.bbci.co.uk/news/834/cpsprodpb/D570/production/_84804645_84802438.jpg

 ギリシャ神話の英雄ペルセウス(Perseus)。怪物メドウサの首をその剣で切り落とし、死後は星座(Perseus Constellation)になったという。

 さて、毎年、8月に「スウィフト・タットルすい星(Comet Swift-Tuttle)」が地球をかすめて通るため、そのすい星の長い尾を構成するたくさんの氷(ice)と岩屑(dust)が地球の大気に突入する。粒子の大きさは、砂粒(sand grain)からエンドウ豆(pea)程度。これらが大気中に約60km/sの速度で突入すると、空気との摩擦で高温に熱せられ、燃え尽きる。地上からは「流れ星(meteor)」として観察される現象だ。

 その流れ星の降り注ぐポイントが、北天に輝くペルセウス星座にある。このため、この8月の流れ星は「ペルセウス座流星群(Perseids)」と呼ばれるようになった。その星座上部に位置するγ星付近の「放射点(radiant)」から、光が飛び散るように観察されるのだ。その数は、ときに1時間ごとに100個以上に達する。

 例年、ペルセウス座流星群は、7月17日から8月24日に現われるが、今年の流れ星の見どころ(prime viewing hours)は、イギリス時間で8月12日(水)23:00頃から翌日8月13日(木)の朝まで。もちろん、その前後の夜空でも、肉眼(naked eye)で十分、流れ星(meteor showers)を楽しめるはずだ。
 なお、幸運にも8月の「新月(new moon)」は8月14日(金)となる。天候さえ良ければ、数分間に1個の流れ星(meteor)のきらめき(dazzling display)が、期待できるという。

                    (写真は添付のBBC Newsから引用)

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