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探査機ニューホライズンズ:冥王星ハート型域に新たな山脈を発見 (BBC-Science & Environment, July 22, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/D927/production/_84419555_nh-pluto-mountain-range.png

 NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙探査機ニューホライズンズ(New Horizon spacecraft)から地球に送られてきた最新の映像が、公開された。その映像には、準惑星 冥王星(dwarf planet Pluto)のハート型域の左下部分が拡大されて写されている。映像左側の暗い地形は、数十億年前に、右側に見える氷の「スプートニク平原(Sputnik Planum)」は、およそ1億年前に、それぞれ形成されたと考えられている。そして、両者の中間に位置する画面中央に、氷の山脈が走っているのが確認できる。

 この宇宙時間スケールでは比較的若い地形と、古い地形が隣り合わせに存在し、その間に、高さ1,000m~1,500m級の山脈が走る光景は、異様だ。科学者の「なそ解き」を刺激しないでは置かない。

 今回、発見された氷の山脈は、探査機が最初に確認した山脈「Norgay Montes 」から約110km離れた位置にある。

 なお、探査機ニューホライズンズは、冥王星の2つの月「Hydra」と「Nix」のズームアップ映像も送信している。Hydraは長さ55km、横40kmのえんどう豆型。Nixは米粒に似た形状だ。Hidraには少なくとも2個のクレーターが確認できる。もう一方のNixには、赤みがかったスポットが確認された。おそらく、これもクレーターであると見られているが、なぜ、周りの地形よりも赤みがかっているのかは不明。

 このニュースによると、今週の金曜日、さらにクローズアップされた映像が公開される予定とか。楽しみだ。
              (写真は添付のBBC Newsから引用)  

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