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ふつうに食べられない(摂食障害):女の子のつらい経験ラマダン (BBC-Health, July 13, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/834/cpsprodpb/512B/production/_84197702_amina.jpg

  おなかが空いて、おいしいものを食べるのは、楽しい。幸せの時だ。   しかし、おなかが空かなくとも、あるいは肥満(obesity)、摂食障害(eating disorders)の治療を受けている最中に、食事を勧められても、苦痛になる。
 逆に、食べても食べても、もっと何か別なものや、甘いものを食べたくなり、とにかく、何か、口にするものをそばに置かないと落ちつかない状態も大変だ。

 イギリスでは、男女725,000人以上が摂食障害に苦しんでいる。そのほとんどが、体型が気になりすぎて食べなくなる拒食症(anorexia)か、むちゃ食い・暴食(binge-eating)が止まらない過食症(bulimia)の症状を示す。しかし、単純に、そのどちらかのカテゴリーに分類できない症状も約50%存在する。

 この病気の治療(treatment)はカウンセリング(counselling)と投薬(medication)によって進められ、これまでの統計データによると、罹患者の多くは回復に成功している。

 摂食障害は、「適度な食事」が困難となる病気。つまり、「食べること」に関して、正常な自己コントロールができなくなる状態に陥る。この病気で苦しむ人(sufferers)には、ラマダン(Ramadan)やクリスマスなど、周りの人に合わせて食事を摂ることが強制される宗教行事(regions festivals)は、つらい。

 とくに、イスラム教徒(Muslims)にとって、ラマダンは、その信仰(faith)が試される重要な儀式だ。1ヶ月間、人々は、日の出(dawn)から日没(sunset)まで、断食(fast)に従う。 しかし、この期間、食事の時間も食事の量も自己コントロールができない人(摂食障害罹患者)にとっては、病気と信仰の板挟みになって、耐えがたい苦行となる。

 イギリスのバーミンガム(Birmingham)に在住するAmina Clayton(19歳)は、過去の経験から、次のコーランの一節を引用し、健康を最重視するようにと訴える。

 「病で治療を要するならば、医者のもとへ行け」
(When you need the medical treatment, you have to got to your doctor. )

             (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com