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ブラックホール:突然輝き、X線を噴出 (BBC-Earth, July 2, 2015)

 

http://ichef.bbci.co.uk/wwfeatures/1280_720/images/live/p0/2w/3w/p02w3ww7.jpg

  ブラックホール(black hole)は、質量が太陽の数十倍以上の巨大な星(massive stars)が極限状態にまで凝縮(scrunched up)した姿(remains)である。
 その核は超高密度(infinitely dense)となり、周囲のガス、塵、岩屑(debris)をどんどん飲み込んで、ブラックホールは成長する。 宇宙空間に形成される重力場(powerful gravity)は強力で、その外縁(event horizon)内に入り込んだ光(light)さえ、そこから脱出することは不可能だ。したがって、目視観察はできない。
 
 天文学者(astronomers)は、ブラックホールの強力な重力の影響を受けて変化する、「周りの星の運動」を観測し、その存在を確認することになる。
 
  ブラックホールには、強力な重力で引きつけられたガス、チリなどの一部が高速で回転する降着円盤(accretion desk)が存在する。この円盤が物質の供給過剰(enough materials)を受けると、高圧・高熱状態となった内部の水素(nitrogen)が水素爆発を起こすのだ。それは、まさに水素爆弾(hydrogen bomb)の爆発(explosion)と同じ現象。強烈な閃光を発し、ブラックホール周辺の物質を宇宙に吹き飛ばす。そのとき、X線が多量に噴出(burst)されるという。

 つい、2週間前に、突然、見えないはずのX線新星(X-ray novas)のブラックホールが、天文学者の前に、輝く姿を現わした(thoroughly conspicuous)。降着円盤で起こった水素爆発の閃光(flares)が、闇に隠れていたブラックホールを露わにしたのだ。その輝きは断続的で、数分から数時間続くものもあったという。

 宇宙空間で、ひたすら物質(materials)を吸収し、成長するブラックホールは、腹をすかせた(hungry)怪物のようだ。しかし、この「怪物くん」、ときには爆発するようなしゃっくり(hiccup)やくしゃみ(sneezing burst)もするのだ。
                          
                                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

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