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闘牛に突かれて死亡:危険なスペインの祭り (BBC-Newst, June 25, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/14663/production/_83855538_027827638-1.jpg

   スペインと言えば、闘牛とフラメンコ。その闘牛の事故が、日本との縁が深いコリア・デル・リオ(Coria del Río)の町で発生した。この町は、イベリア半島の南部に位置し、仙台藩主 伊達正宗の家臣 支倉常長(はせくら つねなが)の率いる慶長遣欧使節が、1614年初めてヨーロッパの土を踏み、しばらく滞在した地として知られている。

 事故は、今週の水曜日6月24日、祭りで賑わう野外劇場(open-air-theater)(兼闘牛場)で起きた。闘牛が走り回る広場と観客との間には、鉄柵(protective fence)があることはあった。しかし、いきり立ったブル(bull:雄牛)がその柵を目がけて突進し、柵の中まで角を突き出した。観客の1人は、これを避けきれず、まともに角を腹(abdomen)に受けた。ブルはさらに男の胸(chest)にとどめを刺したようだ。近くの村から祭りに参加していた43歳のこの男は、重傷を受ける。すぐに病院に運ばれて応急処置(emergency treatment)を受けるが、事故から数時間後に、息を引き取った(succumbed)。

 コリア・デル・リオでは、2007年にも闘牛に突かれて死亡する事故が発生している。
 闘牛はスペインの夏祭りの風物詩。しかし、批評家(critics)や闘牛ファン(aficionados)からさえも、大勢の観客でごった返す闘牛場の安全性に、疑問が投げかけられているという。

                                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

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