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ストレスを心に受け入れてみて! ― うまく いくよ (BBC-Capital, June 19, 2015)

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    万事が自分の思うようにはいかないもの。自ずと、ストレスは避けられなくなる。もし、「この世で、ストレスがなかったなら」、と溜息まじりにつぶやく人も多いに違いない。

 アメリカStanford大学の心理学者Dr Kelly McGonigalは、ストレスが「病気の根源」とする見方を変えるべきだと主張する。これまで、McGonigal氏本人も、ストレスが風邪、心臓病、うつ病、依存症などの発症リスクを高め、脳細胞の破壊やDNAの損傷を
招くと説いてきたが、大規模な研究(exclusive research study)の結果、そうとは限らないことが分かったというのだ。
 
 ストレスそれ自体よりも、ストレスの感じ方、対応の仕方が問題。深刻な事態は、ストレスと、ストレスに対する恐怖感が相まって発生すると考えた方が良い。ストレスは健康を蝕(むしば)む敵、毒と捉えるのではなく、これを受け入れ、、むしろ利用する方向を探るべきだとする。

 さらに、元FBI捜査官で「精神力センター」(Mental Toughness Center)の創立者・センター長のLaRae Quy氏は、ものごとを単なる「マイナス思考」(negative stereotypes)で考えることは危険と説く。まずは、何が「プラス」で、何が「マイナス」なのかを整理(generalization)することから始めるべきだ。

 人間の脳は、そもそも自分の都合の良い情報だけを選別して、記憶している。もちろん、そうしないと、オーバー・ロードになるためだが。そこで、脳内の情報ファイルにはない新しいこと、違ったことに、もっと目を向けることが重要になるという。 
 そして、自己の判断基準を見直し、何を「マイナス」と捉えるべきか、その方法にも磨きを掛けることが求められる。加えて、自分の行動の癖(own behavior)に気づくこと。

  さて、ある出来事が「マイナスのカテゴリー」に入ると整理されたなら、次は、何が心の障壁(barriers)と重荷(burdens)となっているかを特定するが良い。自分の心によってコントロールされることなく、逆に心を分析し、これをコントロールする精神力(mental toughness)を鍛えて。

 この記事の原文はCasual Englishで、読み難い。いつか、Oral, Casual, and Formal English stylesについて解説の機会を持ちたい。
                               (写真は添付のBBC Newsから引用)

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