ロンドンの中心部にあるムーアフィールド眼科病院(Moorefields Eye hospital)で、アカントアメーバ角膜炎(acanthamoeba kerratitis)の患者が急増している。この炎症は、主にコンタクトが原因で、目に痛みやかゆみを伴い、ときに深刻な損傷を招くこともある。
この記事は、コンタクの使用者に向けて、主な注意点をまとめたもの。それを要約すると、次の8項目になる。
1.睡眠の際は、コンタクトをはずす。
ⓐほとんどのコンタクトは、長時間の使用には向かない。
ⓑ角膜が傷つきやすくなる。
2.コンタクトをはめてシャワーを浴びたり、水泳に興ずることはやめた方がいい。
ⓐ水中に潜む細菌がコンタクトに付着する。
ⓑ水泳の際はゴーグルを使用。
3.コンタクトの洗浄・消毒は適切かつ十分に注意して。
ⓐ消毒は、専用の保管ケース・消毒液を使用し、その取扱説明書に従って。
ⓑ保管ケースは、毎日、水洗いし、十分に乾かす。そして、月ごとに交換する。
ⓒさらに保管ケースは、1週間ごとに、清潔な歯ブラシとコンタクト専用洗浄液で
クリーニングする。
4.コンタクトを扱うときは、手をよく洗ってから。
5.コンタクトをコップの水に漬けない。
ⓐ非常時の応急処置でも、細菌感染のリスクを高める。
6.コンタクトを舐めない。
7.コンタクトのつけ、はずしには最大の注意を払って。
ⓐレンズに爪が触れないように。
ⓑレンズの裏表を確認して。
ⓒ左の目用に決めたレンズは常に左に。どちらの目から先に装着するかも決めておく。
8.目が赤くなるか、違和感を感じたら。
ⓐコンタクトの違和感・不快感は放置しない。すぐに病院で看てもらうように。
(写真は添付のBBC Newsから引用)