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運動する人(高齢者):5年長生き (BBC-Health,May 15, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/555/media/images/82997000/jpg/_82997139_thinkstockphotos-99027165.jpg

 運動で汗を流すことが、どんなに体に良いことか。この記事は改めて教えてくれる。
 
 ノルウエーのOslo大学病院で、高齢者5,700人を対象にした追跡調査が実施された。その目的は、運動と健康との関係を調べること。その結果、「週3時間運動する習慣のある人は、ほとんど運動しない人に比べて5年も長生きする」という解析結果を得た。
 きちんと(定期的に)運動することは、心臓の健康を維持するために欠かせない。結局、それが長生きにつながるという。この結論は、決して、高齢者に限定されるものではなく、どの世代にも適用されることだ、と付け加えられる。

 調査対象の年齢を68歳から77歳までの高齢者に絞って、データを解析したところ、週1時間未満の軽い運動は、寿命に影響しなかった。しかし、研究調査期間11年の間に亡くなった人の運動習慣を分析した結果、軽い運動を週6時間もしくは激しい運動を週30分実施した人のグループは、その運動のレベルに達しない人のグループに比べて、死亡者数が40%も少なかった。運動の「軽い」、「激しい」の別とその運動時間が健康に影響していると言える。
 調査報告書は、「高齢者公衆衛生対策として、脱喫煙と同様の効果が期待できる「運動」をもっと奨励すべきだ」と提言する。研究結果は「The British Journal of Sports Medicine」に発表された。

 この記事では、さらに「英国心臓基金」(British Heart Foundation)がヨーロッパ諸国の運動習慣について調べた、同様の調査報告にも触れる。その報告によると、適度な運動(moderate exercise)習慣を持たない大人の割合は以下のとおり。

ポルトガルPortugal  69%
ポーランドPoland   55%
・フランスFrance    46%
・イギリスUK       44%
クロアチアCroatia   34%
・ドイツGermany   26%
・オランダNetherlands 14%
 ちなみに、イギリス政府は、週150分以上の「適度な運動」を65歳以上の高齢者に勧めているそうだ。

  結びの一言は、たとえ10分でも体に良いので毎日運動すること。これって、NHKテレビ体操 の運動のお勧めと同じだ。 (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com