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海賊キャプテン・キッドの財宝:マダガスカルで発見 (BBC-World-Africa,May 7, 2015)

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「ヨー・ホー・ホー。これから酒だ!」(Yo-ho-ho, and a bottle of rum!)。船乗りが一斉に叫ぶ声。スティーヴンスン(R.L.Stevenson)作「宝島」の一節である。少年の「私」は、その小説の主人公と同じくらい、心をワクワクさせた。海賊は、人間の恐竜みたいなもの。おっかないが、気になって仕方がない「生き物」だ。

 今週の木曜日(5月7日)、海洋考古学専門家Barry Cliffordの調査チームが、エメラルドの海で囲まれた、マダガスカルのセント・マリー(Sainte Marie)島近くの海底から、銀の「のべ棒(50㎏)」を引き上げることに成功した。調査チームは「アドベンチャー・ギャレー号(Adventure Galley)の残骸から発見したと主張。その船の船長の名は、17世紀、カリブ海、大西洋の海を荒らし回った悪名高いイギリスの海賊キャプテン・キッド。ただし、これが本物の財宝の一部かどうかは、今後、沈没船を詳しく調査する必要があるとのこと。

 冒頭のスティーヴンスンは、キャプテン・キッドの死から約200年後、その隠された財宝の伝説に刺激され、あの「宝島」を執筆したと言われる。

         (写真は添付のBBC Newsから引用)